オープンハウス2021と産学連携シンポジウムをオンライン開催

ISM2021-05
2021年5月18日

統計数理研究所は6月18日(金)にオープンハウス2021 「計るを統べる(ハカルヲスベル)統計科学」をオンラインで開催します。本研究所の研究教育活動を広く一般の方々に知っていただくために講演会、ポスター発表、大学院説明会を実施します。前日の6月17日(木)は連携イベントとして産学連携シンポジウム「データサイエンスが描き出す『モノづくり』の未来シナリオ」を同じくオンラインで開催します。

     

 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所(所在地:東京都立川市、椿 広計所長、以下「統数研」という)は6月18日(金)にオープンハウス2021「計るを統べる(ハカルヲスベル)統計科学」をオンラインで開催します。公開講演会では旭酒造株式会社の桜井博志会長、農業・食品産業技術総合研究機構の藤岡宏樹上級研究員、統数研の間野修平教授による「味と香りのデータサイエンス」をテーマにした講演が行われます。
 今年度は大学院説明会でも「大学院時代と現在」について、4名の総合研究大学院大学 統計科学専攻の修了生より講演が行われます。
 その他にも統数研の研究教育活動を広く一般の方々に知っていただくために、研究ポスターPDFの展示と紹介動画の公開、研究所と研究系の紹介動画の公開、統計よろず相談室を実施します。
 前日の6月17日(木)には産業界から講師を迎え、講演とパネル討論を行う産学連携シンポジウム「データサイエンスが描き出す『モノづくり』の未来シナリオ」を同じくオンラインで開催します。

       

統計数理研究所オープンハウス2021

「計るを統べる(ハカルヲスベル)統計科学」

 開催日 2021年6月18日(金)

ホームページ:https://www.ism.ac.jp/openhouse/2021/
参加費無料、一部事前申込制

*参加申込み方法など詳しくはホームページ をご覧ください

【プログラム】

所長挨拶 椿広計(統計数理研究所長)

開会挨拶を5月18日(火)よりYouTube で配信 

公開講演会 「味と香りのデータサイエンス」

Zoomウェビナー視聴
*要申込(ウェビナー登録フォーム からお申込み)

13:00~13:05 挨拶  
  椿 広計(統計数理研究所 所長)
13:05~13:55  
  講演1「ピンチはチャンス! ~山口の山奥の小さな酒蔵だからこそできたもの~」
桜井 博志(旭酒造株式会社会長)
13:55~14:05 休憩  
14:05~14:45  
  講演2「香りの分析とデータの活用について」
藤岡 宏樹(農業・食品産業技術総合研究機構 農業情報研究センター AI研究推進室 確率モデルユニット上級研究員)
14:45~15:15  
  講演3「源氏香はクラスタリング 〜ベル数とその周辺〜」
間野 修平(統計数理研究所 数理・推論研究系教授)

  

統数研の研究紹介 *6月10日(木)より公開

【ポスター展示】
教員・特任研究員および大学院生の研究ポスターPDFを展示

【動画による紹介】
研究内容を紹介する動画をYouTubeで公開

【研究所と研究系の紹介】
統数研と3つの研究系を紹介する動画をYouTubeで公開

 

統計よろず相談室 要申込

10:00~12:00/13:00~17:00
統計に関わるさまざまなご質問・ご相談に1件20分程度でお答えします。
質問のレベルは問いません。

 

総合研究大学院大学 複合科学研究科 統計科学専攻 大学院説明会 要申込

【対象】進学(統計科学専攻)に関心のある大学生・大学院生・社会人

15:25~16:35  
 

修了生による講演「大学院時代と現在」

挨拶:藤澤 洋徳(総合研究大学院大学 統計科学専攻長)
講演:
吉田 亮 (統計数理研究所)
大前 勝弘(国立循環器病研究センター)
池端 久貴(旭化成株式会社)
髙田 正彬(株式会社東芝)

質疑応答

16:40~17:30  
 
  • 大学院の教育と入試の説明
  • 教員とのマッチング

 

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~産学連携シンポジウム~

データサイエンスが描き出す「モノづくり」の未来シナリオ

開催日 2021年6月17日(木)13:30-17:00

ホームページ:https://www.ism.ac.jp/openhouse/2021/pre_event.html
参加費無料、事前申込制
ウェビナー登録フォーム からお申込み)

【趣旨】

 日本型モノづくりが世界を席巻した1980年代、わが国製造業界は統計的改善の標準シナリオに実験計画法や多変量解析など当時の先端管理技術を付加した製品設計・プロセス管理など統計数理的にも世界を大きくリードしていた。技術統計学(Technometrics)のパイオニアであるGeorge Box教授がベル研の若手研究者と来日し、製造業を視察し、「日本はやっている。我々はやっていない。」と嘆いたのが1987年のことである。以来、各国は学校教育・大学での統計教育の抜本的改革を行い、産業界でデータに基づく問題解決を推進できる人材を育成した。
 現在、世界がこぞってデータ駆動型時代の中でのモノづくり改革を志向している。一方で、私たちは「世界はやっている。日本はやっていない。」と自戒する未来が、迫っているのではないかとの不安を持っている。わが国製造業界の国際競争力が維持されている今こそ、モノづくりにおけるデータサイエンスの在り方を踏まえ、行動変革を興すべき時機ではないのだろうか?
 今回の統数研産学連携シンポジウムでは、産業界と統計数理科学の先端知とを如何に繋げるか、モノづくりの産業競争力確保に必要なデータとは何なのか、モノづくり自体がデータサイエンスの観点ではどう進化しなければならないのか、そしてこれからの日本のモノづくりに統計数理科学分野がどう貢献できるかなどを産業界と共に考えてみたい。

【プログラム】

13:30~13:35  
  オープニング ご挨拶 梶原 健司 (九州大学IMI副所長)
13:35~13:50  
  オリエンテーション 椿 広計 (統計数理研究所長)
13:50~14:20  
  講演1 「ものづくりとソフトウェア-DevOpsとSoftware2.0」
丸山 宏 (花王(株)エグゼクティブフェロー、Preferred Networks Fellow)
14:20~14:50  
  講演2 「データサイエンスと品質管理」
吉野 睦 ((株)デンソー生産技術部担当次長)
14:50~15:20  
  講演3 「製造業におけるデジタルトランスフォーメーションの実践」
浦本 直彦 ((株)三菱ケミカルホールディングス執行役員)
15:20~15:30 休憩   
15:30~16:00  
  講演4 「データ駆動型材料研究の諸問題:現状と展望」
吉田 亮 (統計数理研究所教授、ものづくりデータ科学研究センター長)
16:00~17:00 パネル討論  
  パネリスト:浦本 直彦、吉野 睦、吉田 亮、丸山 宏、椿 広計
モデレータ: 広計、丸山 宏

   

 お問い合わせ先

 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構
 統計数理研究所 運営企画本部 企画室URAステーション

 TEL:050-5533-8500(代表) E-mail:ask-ura@ism.ac.jp
 〒190-8562 東京都立川市緑町10-3

   

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