データ科学がもたらす「ものづくり」革新 ~ 統計数理研究所が新センターを設立 ~
ISM2017-03
2017年6月吉日
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所(所在地:東京都立川市、所長:樋口 知之)は2017年7月1日、新センター「ものづくりデータ科学研究センター(*)」を設立しデータ科学の先進技術を結集して、ものづくりに革新をもたらす科学的手法を創出します。
(*)Data Science Center for Creative Design and Manufacturing
世界の”ものづくり”はいま大きな変革期に直面しています。人口減少やグローバリゼーションによる産業構造の変化によって、我が国のものづくりはその国際的優位性を急速に失いつつあります。さらに、米国マテリアルゲノムイニシアティブや独インダストリ4.0等、欧米・アジア諸国では、データ科学を中心に据えた新しいものづくりを創出していこうという動きが活発化しています。今後益々激化する世界的なパワーゲームに対抗するには、他の追従を許さない独創的なイノベーションを起こす必要があります。このような中、個の力が切り拓くデータ科学は有効な対抗手段になります。
統計数理研究所では、ものづくりを戦略目標とするデータ科学の研究拠点を設立します。機械学習、最適化、データ同化、ベイズ推論、材料インフォマティクス等、統計数理研究所が有する”創造的設計と製造のデータ科学”を結集し、産学の価値共創によって、次世代ものづくりの革新的手法を創出します。これが本センターのミッションです。
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統計数理研究所について
統計数理研究所は昭和19年に文部省直轄の研究所として設置され、統計数理研究の中心的な研究機関として、その発展のための先駆的役割を果たしてきました。平成16年からは大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の一員となり、共同利用を推進する立場として、研究所内外の研究者の交流の場を提供しながら、統計科学の理論と応用における多面的な発展に寄与しています。また総合研究大学院大学の基盤機関として、若手研究者の育成に取り組みながら、一般社会人等を対象とする統計科学の知識・技術の普及活動や国際的な研究協力・交流促進の機能を果たすよう積極的に努力しています。(http://www.ism.ac.jp
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<本件に関するお問い合わせ先>
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所
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〒190-8562 東京都立川市緑町10-3