2019年度統計数理研究所夏期大学院について

感染症の数理モデルの学術的基盤を支える若手研究者の育成と数理モデルの疫学・公衆衛生現場における実用化を目指して，情報・システム研究機構統計数理研究所の統計思考院夏期大学院の一環として，感染症数理モデルの夏期短期コース（正式名称「入門：感染症数理モデルによる流行データ分析と問題解決」）を8月1日（木）より連続10日間で開講します．毎年，好評をいただいており，連続して次世代研究者を輩出する登竜門として機能しています．本年で第6回目の開催の運びとなりました．

この短期コースは2016年から英語で実施して国際化をしており，国外を含めて受講者を募っております．過去5回の開催を通じて約400人の修了生を送り出しており，その一部には専門研究者を志す者も現れつつあります．

 同コースは，分野を問わずに参加者を募り，応用数学・統計学・情報科学・物理学などはもちろん，医学・獣医学・薬学・保健学・生物学など，バックグランドを一切限定せずに受講できるコースです．概ね大学院修士課程の学生程度の知識量や技術を目指す内容ですが，研究志向の高い学部学生や若手からシニアに至るまでの研究者，現場の疫学者や医師・獣医師・保健師などの方にも参加していただけるよう門戸を広くして開講いたします．