2019年度統計数理研究所夏期大学院を開催しました

統計思考院公募型人材育成事業として、2019年8月1日から10日間連続で感染症数理モデル短期コース(正式「入門:感染症数理モデルによる流行データ分析と問題解決」)を開催しました。今年度は第6回目の開催で、受講者総数は62人、うち外国人が29人という国際色豊かなコースとなりました。統計学、数理科学、情報学、医学、獣医学はもちろん、多様な背景の方に系統的な入門講義と実践的なグループワーク研究を経験してもらいました。6年連続で本夏期大学院で短期コースを無料開講させていただき、数理モデルの定式化から統計学的推定や予測の実装までを体系的に学ぶ機会を提供してきましたが、研究と教育の状況は開始前と隔世の感があります。来年の東京五輪等も勘案して本コースは今年度で最後とさせていただきますが、確実に次世代の芽が出つつありますので、今後もこの歩みは止めずに進化させた短期コースを計画・提供していきたいと思います。

【オーガナイザー】
西浦博 (北海道大学大学院医学研究院)

当日の様子

当日の様子