SICE制御部門 データ科学とリンクした次世代の適応学習制御調査研究会 第1回講義会「データ同化とデータ駆動型の科学」/ The 1st Workshop "Data Assimilation and Data-Driven Science"
- 主催
- SICE制御部門 データ科学とリンクした次世代の適応学習制御調査研究会 /
Research Group on Adaptive and Learning Control of Next Generation Linked with Data Science,
SICE Control Division
- 協賛
- 電気学会C部門 制御技術委員会
- 日時
- 2017年12月28日(木)
- 場所
- 統計数理研究所 セミナー室2
- 定員
- 80名 (定員に達し次第締め切ります)
- 参加申込み
お問合せ - 愛媛大学教育学部 大西義浩 (ohnishiehime-u.ac.jp) および
宮里 (miyasatoism.ac.jp)
※資料準備の為、12月22日までに御連絡下さい.
- プログラム
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13:30-15:30
「データ同化システム構築の次の方法」
上野玄太 (統計数理研究所)データ同化の教科書や解説の記述をもとに,自らのシミュレーションモデルをベースにデータ同化システムを構築したという報告を受けることがある.私自身が関わった記述であると特に嬉しい. しかし,その記述のままに構築した同化システムが,必ずしも期待通りの予測や推定を可能にするわけではないことは私自身が痛感している. 不具合の原因は個々の適用対象に依存するもので,シミュレーションの物理モデルやデータ同化モデルの立て方,観測データの不足などにある. 本講演では観測ノイズの分散共分散行列の最適化を中心とする,統計学的アプローチによるデータ同化システムの改善法と今後の取り組みを紹介する.
15:45-17:45
「データ駆動型の科学と状態空間モデリング」
北川源四郎 (東京大学)ICT特に計測技術の飛躍的発展により,多くの研究領域で大規模データの取得が可能になり,第4の科学としてのデータ駆動型の研究方法(データサイエンス)が重要になっている. この方法の特徴は,データ生成機構のモデルに拘らずに予測等の目的に応じたモデリングを行うことにある. 本講演では,状態空間モデルに基づく,時系列のモデリングの方法とその応用について概観する. 特に,非定常時系列のモデリングの考え方,非線形・非ガウス型モデリングへの拡張と粒子フィルタなどの状態推定アルゴリズムなどを紹介する.