ワークショップ「行動と現象との不確かさを巡って」
- 日時
- 2013年11月12日(火) 10:30-17:30
- 場所
- 統計数理研究所 第1会議室(D222)
- 討論参加者
敬称略、五十音順、飛び入り参加歓迎
片桐英樹(広島大学)
清水信夫(統計数理研究所)
椿 広計(統計数理研究所)
中村多美子(弁護士)
蓮池隆(大阪大学)
柳本武美(統計数理研究所・中央大学)
領家美奈(筑波大学)
- プログラム
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【10:30-12:30】
開会:趣旨説明 椿 広計(司会)
柳本武美:認識の不確かさを低減させるための制度設計
清水信夫:関数データ解析およびシンボリックデータ解析の基礎昼食休憩
【14:00-15:45】
司会 領家美奈
片桐英樹、蓮池隆:統計理論に基づく数理的妥当性を有したメンバーシップ関数構築法の開発
椿 広計:現象の不確かさと行動の不確かさの違い【16:00-17:30】
中村多美子:法律家から統計家の素朴な疑問
総合討論:椿、中村,領家,参加者全員(中村先生から提起された問題に対処できるのか?)
- 経緯
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(独)科 学技術振興機構社会技術研究開発センター委託研究プロジェクト「不確実な科学的状況での法的意思決定」を取りまとめられた中村多美子弁護士が日本数学会からの紹介で11月11日から15日 まで統計数理研究所に取材のため滞在されます。
これを機会に、統計数理研究所の研究者並びに不確かさの基本的考え方、特に行動や意思の不確かさと私が認識しているファジネスに関わる基礎理論を検討している統計数理研究所公募型共同利用一般研究2「統計理論に基づく数理的妥当性を有したメンバーシップ関数構築法の開発」研究関係者などを招いて議論と勉強を兼ねたワークショップ「行動と現象との確かさを巡って」を開くことにいたしました。
統計学がこの問題についてどのように対処しているかを柳本武美統計数理研究所名誉教授に、データの曖昧さを統計科学がどのように対処しているか、シンボリックデータ解析の基本的考え方を清水信夫助教に示唆していただいたうえで、上記ファジイメンバーシップ関数に関わる基礎研究について紹介していただいた上で、中村先生のご疑問、ご意見を伺い、総合討論を行えればと考えます。