ウェリントン・ヴィクトリア大学名誉教授David Vere-Jones先生のご逝去について

David Vere-Jones先生が2024年10月31日に亡くなられました。先生は統計地震学における理論と応用、とくに確率点過程と従来の記述的統計地震学との融合に関する先導者であり、点過程入門に関する画期的な名著を出版し、かつ統計地震学界の世界的創設において先導的役割を果たしました。
先生は赤池弘次元所長(当時第5研究部長)に招待されて、統計数理研究所の統計地震学グループ(現リスクセンター・地震予測解析研究解析プロジェクト)の設立やETASモデルなどの開発を大きく支援・貢献されました。特に統計地震学研究プロジェクトの外部評価 委員長として尽力されました。以来、長期間AISM編集委員並びに国際アドバイザリーボードとして、統計数理研究所の発展に尽くされました。ここに深い哀悼の意を表します。

 

統計数理研究所
統計基盤数理研究系教授
庄 建倉