数学・数理科学4研究拠点合同市民講演会「AI社会の基盤は数学！」を開催

2018年11月3日、数学・数理科学4研究拠点合同市民講演会「AI社会の基盤は数学！」を開催しました。
本講演会は京都大学数理解析研究所、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所、明治大学先端数理科学インスティテュート、統計数理研究所の数学・数理科学の4研究機関が主催となり2015年から行われ、今年度は統計数理研究所が幹事として渋谷のシダックスカルチャーホールにおいて開催されました。
統計数理研究所伊藤聡副所長の司会のもと、同研究所の樋口知之所長より開会の挨拶が行われ、続いて文部科学省研究振興局学術機関課西井知紀課長よりご挨拶をいただきました。
その後、明治大学先端数理科学インスティテュート 砂田利一副所長による「AIは数学者になれるか？」と題した講演に続き、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 藤澤克樹教授による「AI + グラフ解析 + 数理最適化による新しい産業応用」、京都大学数理解析研究所 小林佑輔准教授による「効率的なアルゴリズムと数学」、最後に統計数理研究所 島谷健一郎准教授による「自然観察で始まる生物多様性研究のどこに統計数理がある？」と題した講演が行われました。
来年度開催時に幹事となる明治大学先端数理科学インスティテュート杉原厚吉所長による閉会の挨拶が行われ、来場者からは「意外な分野での応用に驚きと面白さを感じた」「実施中の研究開発に応用できる内容で有益だった」という感想や今後聞いてみたい講演テーマについて多くのご意見をいただき、盛況な講演会となりました。

（広報室）