調査科学セミナー (2016年度第2回)
- 日時
- 2016年7月28日(木) 13:30~15:00
- 場所
- 統計数理研究所 セミナー室7 (5階A504)
- 講演者
- 芝井清久 (調査科学研究センター特任助教)
- タイトル
- 民主主義制度の発展度と国民性の関連性
- 概要
- 本研究は、国家の政治体制、特に民主主義の発展度が国民性に及ぼす影響を測ることを目的とする。 冷戦終結以降の国際社会では世界各地で民主化の推進が促されているが、 その根拠としては社会経済の発展と民主主義の発展の関連を示す研究 (Sen, 1987, 1999) や戦争と政治体制の関係を示したRusset (1993) などが提示されてきたことにある。 本研究では、国民個人の価値観においても民主主義制度の影響が検出できるかを調べるために、 国際調査データを用いた民主主義の発展度と国民性の関係を分析した結果を紹介する。 使用するデータは「社会構造と「価値観」に関する実証的国際比較研究-「信頼感」との関連性を中心に」 (基盤研究B代表佐々木正道) の2008年から2011年に全国規模で実施した国際調査データ (日本、アメリカ、台湾、ロシア、ドイツ、トルコ、チェコ、フィンランド) である。
※人数把握のため,参加予定の方は,chosa1ism.ac.jp へ事前に一報いただけますと助かります。