教育研究の概要・特色

教育研究の概要・特色

基本方針と求める学生像

現実社会からの情報ないし知識の抽出を、データに基づいて実現するために、データ収集の設計、モデリング、推論、予測およびこれらの基礎、数理、応用に係わる教育研究を行い、複雑に相互に絡み合うさまざまな重要課題の解決に貢献する創造性豊かな研究能力を備えた人材の育成を目的としています。また、統計科学に対して強い関心を持ち、未知の問題の解決や新領域の開拓を志す意欲のある学生、特に、既存の学問分野にこだわらず新たな学術体形の創出を目指し、不確実な現象に対してデータに基づいて推論し行動するという広義の意味での統計科学の構築に、さまざまな分野を背景として力強く参画したいという高い志を持った学生を求めています。

コースの特色

  • 本コースは、日本で数少ない統計科学の総合的な博士課程であり、これまで幅広い学問分野から学生を受け入れています。理論から応用までの多分野にわたる専門の教員により、統計科学全般についての教育研究を行っています。
  • 研究指導においては、主任指導教員だけでなく副指導教員からも指導を受ける事ができ、視野の広い研究者になるための体制が整えられています。また基礎力を身につけるための、様々な科目が用意されています。
  • 本コースの基盤機関である統計数理研究所には、統計科学専用スーパーコンピュータが設置されており、多様なソフトウェアも揃っています。図書室は、統計科学と数理科学の学術誌・図書が非常に充実しています。
  • 統計数理研究所の研究者による研究発表を中心とした「統計数理セミナー」が毎週開催されており、学生は自由に参加することができます。また、共同利用研究所として研究会や国内外の研究者によるセミナーが頻繁に行われており、最先端の研究にスムーズに触れられる環境が整っています。
  • 様々なプロジェクトが動いており、他大学や他研究機関の研究者たちとの共同研究・研究プロジェクトなど、学生でも興味のあるプロジェクトに参画することが可能です。

統計科学コースパンフレット