東和精機 「全自動歪取機の計測アルゴリズム及びプレス制御の改良」:
これまでのスタディグループにおいて検討した成果を実機に投入しある程度の成果を収めているが、いまだ万能とは言えず完全に歪を取りきれていない事例がある。そこで、計測アルゴリズムの確立とともにプレス制御方法を確立することを目的として、歪取の精度の向上を目指した。
武田薬品工業株式会社「熱拡散方程式予測モデルの適用拡大に伴う諸課題」:
熱拡散方程式による予測モデルは幅広く活用されており、適用場面拡大に伴い現行手法の問題点も明らかとなった。そこで、抜本的なアプローチを含めて改良を図り、新しいニーズにも的確に応えられる新手法の創出を目指した。
花王株式会社「重心動揺の解析」:
人の重心動揺を記録し、めまい等の疾病判定をする医療機器が重心動揺計である。近年は高齢者の転倒予測の面からも利用されているが、それは「ふらつきが大きいなら転倒し易い」と言う経験的推論で重心移動の振れ幅や総軌跡長以外は論じられない.前年度のスタディグループにおいて、この軌跡の数理モデル構築を議論し当初の予想と違う多くの発見が示唆された.今年度は転倒予防への応用の視点から、転倒に至るモデル構築やそれに基づいた転倒リスク値算出などを議論した。 |