1. 基調講演
題目:Fintechへの取り組み:数学・数理科学人材への期待
講師:株式会社三菱東京UFJ銀行専務取締役 村林聡氏
概要:急速に注目を得ている金融技術FinTechについて、三菱東京UFJ銀行での取り組みについてとベンチャー企業の育成についての紹介について講演をいただいた。数学・数理科学を活かした活躍kの場が期待されていること、特に若手研究者への期待が述べられた。

2.参加企業・研究所紹介
協力いただいた28団体(企業・研究所)より、数学・数理科学が活かされている業務活動や本分野の学生のインターンシップ・採用実績等が紹介された。
3.若手研究者によるポスター発表
全国からの若手研究者(大学院学生、ポスドク等)54名によるポスター発表がなされた。

4.顕彰事業の実施
54件のポスター発表に対して、参加企業、共催学術団体、社会連携協議会委員による審査委員会を結成して審査を行った。数学・数理科学での研究が諸科学や産業への応用可能性が高いもしくは今後期待できる研究内容をわかりやすく発表した発表者を表彰した。今回 は以下の7名の表彰を行った。
京都大学 後藤田 剛(D3)
九州大学 三浦 正成(D2)
慶應義塾大学 中村 知繁(D1)
東京大学 林 晋(PD)
東京大学 李 嘉衣(D3)
明治大学 SVIRIDOVA Nina(PD)
早稲田大学 延東 和茂(D1)

5.個別交流会
若手研究者が企業ブースを訪問し、企業への相談を行った。
多くの質問は、1)当該企業の業務で数学の研究経験が活かせるか、2)プログラミング等の技術の習得が必要か、3)インターンシップの参加の仕方、等であった。

6.情報交換会
研究交流会参加の企業・研究所からの参加者、ポスター発表者、および一般参加者等100名を超える参加者により、情報交換会が開催された。企業同士の情報交換、個別交流会で相談できなかったことやポスター発表の討論の続きなどが行われた。 ポスター発表について共同研究を持ちかけられたケースもあった。 |