数学・数理科学と共に拓く豊かな未来 数学・数理科学と諸科学・産業の恊働による研究を促進するための「議論の場」を提供
項目 内容
研究集会等の名称 世界は計算!されている
該当する重点テーマ ビッグデータ、複雑な現象やシステム等の構造の解明 、疎構造データからの大域構造の推論 、過去の経験的事実、人間の行動等の定式化 、計測・予測・可視化の数理 、リスク管理の数理 、最適化と制御の数理
キーワード 数理科学の普及
主催機関
  • 文部科学省
  • 統計数理研究所
運営責任者
  • 丸山 直昌
開催日時 2014/03/09 11:30 ~ 2014/03/09 16:20
開催場所 日本科学未来館7階 みらいCANホール
最終プログラム

11時30分 展示公開開始

数学体験館・錯視・折紙工学・CGの展示
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展示風景1 展示風景2

 

講演会

13時00分~13時05分 挨拶(文部科学省)
13時05分~13時10分 挨拶(原山優子)
13時10分 ~13時30分 講演(桜井進)
13時30分~13時50分 講演(村山斉)
13時50分~14時10分 講演(森重文)





 

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  講演会場風景

 

14時10分~14時40分 デモンストレーション(秋山仁)
    目に見えにくい数 学のチカラを形にして伝えるため、数学体験館の展示物等を用いたデモンストレーションを行う。
       球の体積を求める実演(10分)
       多角形の内接円、外接円が存在するかどうかについての実演(10分)
       三平方の定理に関する実演(10分)。

14時40分~14時55分 休憩(15分)

14時55分~16時15分 パネルディスカッション+スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒の発表 (計80分)
     出演者:桜井進+小谷元子+西成活裕+秋山仁+春山かおる+SSH生徒
       SSH:学校法人市川学園市川高等学校、大阪府立大手前高等学校
16時15分~16時20分 閉会(統計数理研究所より挨拶)
<合計 約3時間20分>

 

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デモ風景 パネルディスカッション風景

 

参加者アンケート集計結果

質問1

あなたご自身について

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質問2

このシンポジウムを
知ったきっかけ

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質問3

今日のシンポジウムは
いかがでしたか

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質問4

面白かった講演・展示物
は何ですか

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質問5

算数・数学は好きですか
(小中学生と高校・高専生の皆さんに伺いました)

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参加者(総数、内訳) 285
当日の論点
  • 数学をいかにイノベーションに結びつけるか
  • いかにして数学を好きな人を増やすか
  • 宇宙は数学の言葉で書かれている
  • 数学の美しさは求めて得られるものではないが、正しい数学はなぜか結果として美しい
  • 新しいものを見つけることが重要
  • 女性は数学に向いているか
  • 感覚的に理解することが重要
研究の現状と課題(既にできていること、できていないことの切り分け)
  • 数学においては女性は不利ではないので、もっと女性が数学をやって欲しい
  • 感覚的に理解することが重要であるが、今の学校での数学教育では、感性にまで触れる数学は教えられていない。
  • 日本の数学は世界的にみて高いレベルにある
  • 日本では数学の本が豊富にあり、レベルも高い。中高生の数学のレベルも上がりつつある。 
  • 日本的な感覚の美を対象する数学が今後発展して欲しい
  • 母国語で研究活動をやることが重要
  • 純粋数学から応用まで繋がった研究が望まれる。

 

新たに明らかになった課題、今後解決すべきこと
  • 数学ができる人は、男性も含めて多くは無い。
  • 数学者が数学を数学以外の分野で使う努力をして欲しい
今後の展開・フォローアップ

中高生の数学・数理科学への関心が高まる事が期待され、将来数理科学の発展を担う人材がその中から出ることが望まれる。