本研究集会の成果が今後、数学とファイナンス分野の研究交流や、数学と産業の連携に生かされるため、以下の事業を推進する。
1.シンポジウムにて行われた講演については、審査付きの国際ジャーナル「Asia-Pacific Financial Markets」に投稿が招待される。掲載が決まれば、論文により研究内容が広く公開されることになる。このジャーナルの読者の半数は産業界の実務家・研究者であるため、数学と産業の連携のきっかけになる。
2.JAFEEはすでにリスク科学NOE・リスク研究ネットワーク機関であるが、このような共同研究集会の経験を重ねることによって、さらに具体的な連携研究活動が活発になると考えられる。また、参加者の所属する機関のNOEへの加入のきっかけとなり、ネットワークの活性化の一助となる。
3.JAFEE-Columbiaは次回米国開催の予定であるが、統計数理研究所の参加を検討している。また、開催にあたって、他の数学およびファイナンスの研究機関との連携を呼びかける。 |