江口先生は,海洋生物の資源評価に対する統計的・機械学習的アプローチに関して,研究の現状と問題点を議論された.生態系のデータは機械学習の興味深い応用であるが,データ取得の不確定性や強いバイアスなどにより,様々な挑戦的なデータ科学の課題が存在している.
井手先生は,ケニアで行った,webカメラによる低レベル画像からの車の台数推定の研究を紹介された.デバイスが変わることによって,データ解析に関する困難な課題が発生する例である.
池田先生は,いくつかの物理計測データに対するスパース表現を用いた情報処理の研究を紹介された.
冨岡先生は,重複がある場合の group Lassoの2つの方法(構造的/加法的)に関して,双対性に基づく統一的な理論的アプローチを示された.
山田先生,持橋先生は,ノンパラメトリックベイズにおける最近の研究として,離散的データの階層的なモデリングにおいて,背後に連続的な構造を導入した際のアルゴリズムの構築の重要性を示された. |