デュースブルグ・エッセン大学等から研究者が来訪

2016年9月21日午後、ドイツのデュースブルグ・エッセン大学のフロリアン・クルマス教授に引率され、同大学を含む国内外3大学のポスドク研究者、大学院生等計10名が、例年行われる海外研修の一環として、研究所を来訪し、調査科学研究センターにおいてセミナーが開催されました。参加者は、主として国際関係論や政治学分野で日本や東アジア地域に関わる研究テーマを持つメンバーが中心でした。
調査科学研究センター長の吉野教授が、本研究所における「日本人の国民性」調査および「意識の国際比較調査」のプロジェクトの概要を説明し、芝井特任助教も自身の研究について簡単に紹介しました。
吉野教授は近年のアジア・太平洋地域における価値観の国際比較調査の話題など、来訪者の関心に合わせつつ、本センターの調査研究のアプローチの独自性を強調し、クルマス教授からは、近年社会科学分野で議論される「方法論的バイアス」の問題を考えるためにとても良い機会となった、と総括していただきました。
若手研究者との質疑応答を交え、将来の共同研究の可能性なども見据えた研究協力の継続を期して、和やかに交流を終えました。