新NOE型研究センター「ものづくりデータ科学研究センター」を設置

2017年7月1日、統計数理研究所は新たな新NOE型研究センターとして「ものづくりデータ科学研究センター」を設立しました。ものづくりデータ科学研究センターでは、「ものづくりNOE」の構築はもちろんのこと、ものづくりに革新をもたらすデータ科学の学術基盤・革新的アルゴリズムの創出、グランドチャレンジ・オープンイノベーション型プロジェクトを推進、データ科学のユニークな切り口から「次世代ものづくり」の在り方に対しての新しいヴィジョンの提示、データ科学の先進技術の産業応用を促進及び産学連携による価値共創の場の形成等を軸に研究活動を行っていく予定です。

ものづくりデータ科学研究センターの研究活動にどうぞご理解、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

なお、センターの設置に先立ち、センター設立のキックオフとして、6月15日に、統計数理研究所オープンハウス2017の連携イベント「データ科学がもたらす「ものづくり」革新 ― 創造的設計と製造」 と題したシンポジウムが、国立国語研究所の講堂において、日本品質管理学会の後援も得て開催されました。

このシンポジウムでは、今まさにパラダイムシフトを迎えようとしている世界の「ものづくり」に着目し、来賓に日本品質学会長の椿広計氏を迎え、講演には、物質・材料研究機構 情報統合型物質・材料研究拠点長兼データプラットフォームセンター長の伊藤聡氏、三菱ケミカルホールディングスの岩野和生氏、東北大学流体科学研究所長の大林茂氏、そして統数研の吉田亮准教授という当分野における産官学の第一人者たちが登壇。機械学習、最適化、データ同化等の「設計と製造のデータ科学」がもたらす 可能性や次世代ものづくりにおける産学共創の在り方を探る機会として、136名が参加する大変盛況なシンポジウムとなりました。

キックオフシンポジウムの様子

2017年06月15日開催のキックオフシンポジウムの様子

ものづくりデータ科学研究センター設置についてのプレスリリースは こちら をご参照ください。