NOE(Network Of Excellence)形成事業とは

パンフレット
(準備中)
ネットワーク地図
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NOE(Network Of Excellence)とは
日本の学術界において、日本国内の大学・研究機関が世界トップレベルの大学と互角に教育、研究活動を行っていくためのCOE(Center of Excellence=優秀な人材と最先端の設備環境を集約した世界的研究拠点)やその関連プログラムが推進されたのは2000年代のことでした。
統計数理研究所では、そのCOEをさらに飛躍させ、人材、設備環境をネットワークでつなぐことで、個別分野および横断分野のより高度な研究推進のみならず異分野融合研究や新しい研究分野の創成を展開していくNOE(Network Of Excellence)という概念をもって、2010年にNOE形成事業を始動しました。
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目的・目標
- ■ 統計数理科学研究者と領域研究者による共同研究の活性化
- ■ 統計数理科学および個別領域双方の研究の飛躍的な発展
- ■ 統計数理研究所が中心となった分野間知識移転のハブの構築と展開
- ■ 文理融合をはじめとする異分野融合研究および新学術領域創成の促進と実施
- ■ ネットワーク型共同研究スタイルの確立
事業内容紹介
現代社会の複雑な問題の解決には、大規模データの活用と融合研究の実現が不可欠です。そのためには、大規模データの利用技術を確立しつつある統計数理科学が中心となって、分野横断型の研究組織であるNOE(Network Of Excellence)を構築することが必要です。
統計数理研究所は、統計数理科学を専門とする大学共同利用機関として、2010年度からNOE形成事業に取り組んでいます。コミュニティからの支持を受けている本事業については、産学官の各分野の第一人者で構成されるNOE形成事業顧問からアドバイスを得ながら、NOE形成事業運営委員会で画一的に運営方針を決定しています。
現在は、リスク科学、次世代シミュレーション、調査科学、統計的機械学習、ものづくりデータ科学、そして医療健康データ科学の各分野におけるNOE形成と研究活動を通じ、NOE形成事業を推進しています。
各個別分野における研究の新しい方法論(第4の科学:データサイエンス)の確立を目指すと同時に、統計数理研究所が異分野交流のハブとなり、新学問領域の創成や “ネットワーク型” という新しい共同研究のスタイル作りを促進しつつ、事業拡大を展望しています。
2016年度以降、新規NOEの構築やNOE型研究センターの改組を行ってきました。情報・システム研究機構との連携や、社会情勢やコミュニティのニーズに対し、よりよい形での研究活動を発展させていきます。
- ■ 大学共同利用機関として大学が求める要望を反映したネットワーク拠点・ハブの役割を果たします
- ■ リスク科学、次世代シミュレーション、調査科学、統計的機械学習、ものづくりデータ科学、医療健康データ科学に関するNOEを形成しています
- ■ 各NOEの研究において、関連する統計数理研究所教員が中心となり、国内外の産官学の研究機関と連携して共同研究、共同研究集会等の開催を推進しています
- ■ 統計数理研究所のNOE型研究センターやグループは、各研究分野のNOEの中心機能・ハブ機能としての役割を果たし、異分野融合研究と新学術領域創成を促進・実施しています
- ■ 共同利用・共同研究の推進のため、人的資源だけでなくスーパーコンピュータシステムをはじめとする統計数理研究所の資源を提供しています
統計数理研究所スーパーコンピュータシステム
統計数理研究所図書室 - ■ 情報・システム研究機構の「データサイエンス共同利用基盤施設」と協働してプロジェクトを推進しています
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NOE形成事業 概念構想図(2023年2月現在)
※ 図をクリックすると拡大します。
NOE形成事業 概念構想図
(2023年2月現在) -
連携する統計数理研究所NOE
※ 図をクリックすると連携機関等のページに移動します。
連携する統計数理研究所NOE
『統計数理研究所 要覧 2023-2024』のP14-P15にも紹介ページがあります。併せてご参照ください。
20240105