医療健康データ科学Webセミナー

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医療健康データ科学における最新の理論・方法論について、国内外の第一線で活躍する研究者によるオンラインセミナーを実施します。また、本セミナーの内容は、ビデオ教材として、センターのe-learningシステムに順次収録される予定です。

2024年度開催要項

※申込の際は下記注意事項をお読みいただき申込みください。

注意事項

講演はすべてオンライン(ZOOMウェビナー)開催となります。
各講演毎の申込が必要です。
本講演の申込受付は、Peatix Japan(株)のシステム上で行います。各日下記リンクをクリックすると同社のサイトに移動します。お申込にはPeatix Japan(株)のシステムにアカウントの登録が必要です。
定員に達し次第、お申し込みを締め切らせていただきます。
取得した情報は、当該講演への登録及び受講に関する連絡や、企業や個人を特定できない形で弊所講座・教材等の企画立案等のために利用することがあります。Peatix Japan(株)のシステムにアカウントを作成する際に入力する情報については同社のポリシーに従うものとします。

第1回~第6回までは、こちら(2022年度)です。
第7回~第15回までは、こちら(2023年度)です。

   
No コース 日時講演者 タイトル お申込み
16 生存時間解析 2024年8月1日(木)
15:00~16:30
中溝 知樹
(放射線影響研究所)
Frailtyと競合リスクによる左側切断が作り出す 逆説的なリスク因子—心房細動における「性差のパラドックス」を例として
(講演詳細)
申込み受付は
7月12日(金)12:00頃から
申込はこちら から

講演の詳細

第16回 Frailtyと競合リスクによる左側切断が作り出す 逆説的なリスク因子—心房細動における「性差のパラドックス」を例として

  • 講演者:中溝 知樹(放射線影響研究所)
  • オーガナイザー/座長:杉本 知之(大阪大学)
  • 日時 :2024年8月1日(木)15:00~16:30
  • 申込 :申込み受付は7月12日(金)12:00頃から
  • 申込はこちら から
    ※申込前に必ず注意事項をお読みください

概要 :生存時間解析において、Cox比例ハザードモデルは数学的な利便性から広く用いられます。しかし、このモデルは打ち切りや左側切断がイベントと独立し、個人差(frailty)が存在しないことを仮定しています。これらの仮定が満たされない場合、例えば独立ではない競合リスクを打ち切りとして扱うと、ハザード比推定にバイアスが生じる可能性があります。

本セミナーでは、frailtyと競合リスクによる左側切断が絡み合い、興味深い逆説的現象を生み出すメカニズムを、「心房細動患者において、男性よりも女性の方が脳梗塞リスクが高い」という実例を交えて解説します。Frailty、競合リスク、左側切断が結果に及ぼす影響を理解し、生存時間解析における注意点を見直すきっかけを提供することを目的とします。


参考文献:  
  [1] Nakamizo, T., Misumi, M., Takahashi, T., Kurisu, S., Matsumoto, M. Tsujino, A. (2023). Female “Paradox” in Atrial Fibrillation—Role of Left Truncation Due to Competing Risks. Life, 13(5), 1132.
  [2] Di Serio, C. (1997). The protective impact of a covariate on competing failures with an example from a bone marrow transplantation study. Lifetime data analysis, 3, 99-122.
  [3] Aalen, O., Borgan, O.Gjessing, H. (2008). Unobserved heteroheneity: The odds effects pf frailty. In Aalen, O., Borgan, O.Gjessing, H, Survival and event history analysis: a process point of view (pp.231-270). Springer
  [4] Hernán, M. A. (2010). The hazards of hazard ratios. Epidemiology, 21(1), 13-15.