2025年4月 改訂
「統計数理」投稿規程
- 「統計数理」は,統計科学の深化と発展,そして統計科学を通じた社会への貢献を目指すものである.投稿原稿は,統計科学に関連した内容を持つもので,和文の原稿に限る.
- 投稿原稿は次の6種とする.
- 原著論文 (Paper)
統計科学の発展に貢献すると考えられる研究結果. - 総合報告 (Review Article)
特定の主題に関する一連の研究およびその周辺領域の発展を著者の見解に従って総括的,かつ体系的に報告したもの. - 研究ノート (Letter)
研究速報,新しい発想,提言,問題提起,事例報告など研究上,記録にとどめておく価値があると認められるものや,既発表の論文等に対するコメントで,研究上,記録にとどめておく価値があると認められるもの. - 研究詳解 (Research Review)
特定の研究領域における理論的あるいは応用的成果を,最近の結果や知見を加えてわかりやすく説明したもの. - 統計ソフトウェア (Statistical Software)
有用な計算法や解析法に関する短いプログラムおよびサブルーチンのリスト,利用手引き,実行例など. - 研究資料 (Research Archives)
歴史的なデータ,入手困難なデータや統計的手法の比較検討のために有用なデータ,あるいは,歴史的文献の翻訳や解説など.
いずれも原則として,未発表のものに限る. - 原著論文 (Paper)
- 投稿された原稿は,編集委員会が選定・依頼した査読者の審査を経て,掲載の可否を決定する.
- 投稿原稿は電子投稿査読システム https://www.editorialmanager.com/toukei/ より投稿するものとする。原稿はpdfファイルとし,必要なフォントはすべて埋め込み,原稿全体を一つのファイルにまとめることとする。論文が採択になった場合,著者は最終稿のソースファイルとハードコピーを提出するものとする.
- 著作権
- (1) 掲載される論文等の著作権はその採択をもって統計数理研究所に帰属するものとする.統計数理研究所は,紙媒体の「統計数理」のほか電子媒体などを通じて論文等を公表することができる.特別な事情がある場合は,著者と本編集委員会との間で協議の上措置する.
- (2) 投稿原稿の中で引用する文章や図表の著作権に関する問題は,著者の責任において処理する.
- (3) 著者が自分の論文等を複製,転載,翻訳,翻案等の形で利用するのは自由である.この場合,著者は掲載先に出典を明記する.
- 原稿は次の執筆要項に従って作成する.
「統計数理」執筆要項
- 原稿は,A4用紙に1行36字から40字で1行おき,1頁あたり22行程度とする.原稿の長さは原則として表・図を含めて30頁相当以内とし,各ページにページ番号を付す.図表は別紙にまとめ、本文中には挿入箇所のみを指定する。LaTeXで原稿を作成する場合は,「統計数理」スタイルファイルの使用を推奨する。
- 文体は「である体」とし,句読点は「,」「.」を用いる.
- 原稿は以下の順に書くものとする.
- [第1頁]標題,著者名,所属名および所在地、メールアドレス,和文要旨(500字程度,文献の引用および数式は原則として避ける),和文キーワード(6語以内).
- [第2頁]英語による標題,著者名,所属名,Abstract (450ワード程度),Key words(6 words and phrases以内).Abstractは,問題の所在と得られた結果等がそれだけで理解できるようなものとする.
- [第3頁以降]
(1) 本文:章,節の番号は,第1章にあたるものは,"1.",第1章 第1節にあたるものは,"1.1"というようにつける.また,式の番号は,章ごとに(2.1),(2.2)のようにし,式の左側に配置する.(2) 数式:数式は簡明さを心がけ,添字にさらに添字をつけるのはなるべく避ける.(3) 参考文献: 書き方は本要項 第4項を参照..(4) 表:一枚の用紙に一つの表を書く.表の番号は論文中に現れる順に従って,表1,表2,・・・ または,Table1,Table2,・・・ のようにする.(5) 図:一枚の用紙に一つの図を描く.図はそのまま写真製版できる鮮明なものを用意する.大きさは印刷出来上がりの1~2倍とし,トレースが必要な場合は原則として著者が行うものとする.図の番号は論文中に現れる順に従って,図1,図2,・・・ または,Fig.1,Fig.2,・・・ の ようにする.(6) 注:本文中の注釈は極力避ける.やむを得ず注釈をつける場合は脚注とせず,論文末尾に後注とする.後注は,順番に“1, 2,...”の番号を付け,本文中では上付きで示す. - 本文中での参考文献の引用は,著者名(出版年)とする.たとえば, Efron(1982), 清水・湯浅(1984), Cox and Snell(1981), 坂元 他(2004),Nakano et al.(2000).
- 参考文献の書き方
[雑誌の場合] いずれの場合も雑誌名は省略しないものとする.①ページ番号がある文献
著者名(出版年). 標題,雑誌名, 巻,ページ〔始‐終〕.
【例】Chernoff, H. (1973). The use of faces to represent points in k-dimensional space graphically, Journal of the American Statistical Association, 68, 361-368.
【例】Bligh, E.G. and Dyer, W.J. (1959). A rapid method of total lipid extraction and purification, Canadian Journal of Biochemistry and Physiology, 37, 911-917, https://doi.org/10.1139/o59-099.②ページ番号がない文献
著者名(出版年).標題,雑誌名, 巻 に続けて, DOIがあるものはDOIを入れ, DOIがない場合はURLと最終アクセス日を記載する.
【例】Lien, G. Y., Kalnay, E. and Miyoshi, T. (2013). Effective assimilation of global precipitation: Simulation experiments, Tellus A, 65, https://doi.org/10.1175/WAF-D-13-00032.1.
【例】Kiraly, F. J. and Oberhauser, H. (2019). Kernels for sequentially ordered data, Journal of Machine Learning Research, 20(31), http://jmlr.org/papers/v20/16-314.html (最終アクセス日2023年10月1日).[叢書の中の一巻の場合]
著者名(出版年). 書名(編集者名),叢書名,発行所名,発行地名.
【例】 Sakamoto,Y., Ishiguro, M. and Kitagawa, G. (1983). Akaike Information Criterion Statistics, Mathematics and Its Applications, Reidel, Dordrecht.[単行本等の場合]
著者名(出版年). 書名,発行所名,発行地名.
【例】Cressie, Noel (1993). Statistics for Spatial Data, Wiley, New York.[編集書の中の一部の場合]
著者名(出版年). 標題,編集書名(編集者名),巻,ページ,発行所名,発行地名.
【例】 Akaike, H. (1980). Likelihood and the Bayes procedure, Bayesian Statistics (eds. J. M. Bernardo, M. H. DeGroot, D. V. Lindley and A. F. M. Smith),143-166, University Press, Valencia, Spain.なお,同じ著者によるものが同一年に複数個現れる場合には,(1980a),(1980b)などとして区別する.文献は,日本人も含め,著者名のアルファベット順に並べる. - 著者校正は原則として一回とする.その際,印刷上の誤り以外の字句や図版の訂正,挿入,削除等は原則として認めない.