観察研究データ解析実践コース

概要

近年レセプトデータ,DPCデータ,電子カルテデータなどに代表されるリアルワールドデータを積極的に活用しようという潮流がある。リアルワールドデータを利用して,バイアスを可能限りなくしたエビデンスを得るには,観察研究データ解析についての知識と経験が不可欠である。観察研究データの取り扱いについては,既に方法論的には多くの発展があるが,実際のデータを利用する際にはいわゆる教科書的な知識だけは対処が難しい状況に頻回に直面する。そこで本コースでは,講義により知識の伝達に加えて,実データによる解析を一緒に行うことで,観察研究データ解析の実践的なスキルを向上させることを狙いとする。

オーガナイザー

立森久照 室長(国立精神・神経医療研究センター)

コースの構成

  1. 観察研究による因果推論概説
  2. 観察研究データに良くある問題点とその対処法
  3. 事例研究
  4. 実データを用いた観察研究データ解析実践編

※本年度の教育コースは少人数制で実施予定のため、一般参加者の募集はありません。