臨床研究・疫学研究のデザインと交絡調整の方法

概要

臨床研究・疫学研究では、さまざまなバイアスが結論を歪めてしまうことが知られており、それによって、再現性の得られない研究結果が、一流医学ジャーナルでも多く報告されてきたことは歴史が語るところです。これらのバイアスをいかに防止・調整し、正しい結論を得るかということは、臨床研究・疫学研究の方法論における中心的な課題であり、過去半世紀で、飛躍的な発展を遂げてきた研究テーマでもあります。
本講座では、国際医学誌における最新のエビデンスを読み解くためのこれらの方法論の近年の進展について解説を行います。特に、準実験デザインを含む、最新の研究デザインに関する研究の発展や、時間によって変化する交絡要因の影響を調整するための新しい因果推論の方法などについて、平易な解説を行います。

開催要項

日時 2021年12月4日(土)  開催時間は決まり次第お知らせします
開催場所 徳島大学大塚講堂(オンラインでリアルタイム配信あり)
講師・演題 後藤 温 教授 (横浜市立大学)
「準実験デザインと自己対照研究デザイン:交絡因子を測定せずに交絡を取り除くための方法」

野間久史 准教授 (統計数理研究所)
「傾向スコア解析と周辺構造モデル:もう一歩進んだ交絡調整の方法」
主催(共同主催) 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会
参加申込 参加登録は、第6回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会年次学術集会学会ホームページから の申込になります
申込締切は2021年11月20日(木)となります
参加費 公開講座のみの場合は 3,000円