機械学習・人工知能の技術の臨床研究・疫学研究への応用

概要

機械学習・人工知能は、従来の臨床研究・疫学研究のデータ解析の方法として広く用いられてきた統計学とは異なる、コンピュータ科学の分野で発展してきたデータ解析の技術です。近年では、これらの技術を応用した画像診断や疾病分類などの機器が開発され、米国FDAの承認を得たものなども多く報告されています。これらの方法は、慢性疾患を対象とした臨床研究・疫学研究にも、広く用いられるようになっており、慣習的な統計学のデータ解析の方法が適さないような問題に対して、有効な方法として注目を集めています。
この講座では、データ解析のための機械学習・人工知能とはなにか、どのような問題に対して有効で、どのような実践上の利点・欠点があるのかについて、平易な解説を行います。また、最新の疫学研究・臨床研究のデータ解析の事例をもとに、これらの方法がどのように活用されているか、解説します。

開催要項

日 時 2020年12月12日(土)
会 場 九州大学医学部 百年講堂
講 師 野間 久史 准教授(統計数理研究所)
共 催 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会
参加者定員 参加者定員:50名
参加登録は、学会ホームページからの申込になります。
参加者費 参加費:公開講座のみの場合は 3,000円
公開講座のみの参加の方も、2020年11月30日(月)までに参加登録を行って下さい。