P < 0.05の向こうの世界

概要

長年にわたる仮説検定やP値に関する誤解を払しょくするため、2016年3月、アメリカ統計協会は「統計的有意性とP値に関する声明」を公開しました。これに続いて2019年3月にはAmerican Statistician誌のeditorialでは、P値を5%といった恣意的な値で有意かどうかに分けることの弊害を重くみて、「『統計的に有意』は使用禁止」と宣言しています。
長年にわたる「P < 0.05」の悪習から離脱するにはどうしたらいいか、みなさんと一緒に考えましょう。

開催要項

日 時 2020年10月16日(金) 14:00-16:00
会 場 Web開催となりました。
講 師 佐藤 俊哉 教授(京都大学)
共 催 京都大学臨床統計家育成コース
参加登録 お申し込みについては こちら からお願いいたします(2020年9月29日(火)9:00頃より開始予定です)。

参考文献

・Wasserstein RL, Lazar NA. The ASA’s statement on p-values: context, process, and purpose. The American Statistician 2016; 70: 129-133.(佐藤俊哉訳. 統計的有意性とP値に関するASA声明. 2017, http://www.biometrics.gr.jp/
・Wasserstein RL, Schirm AL, Lazar NA. Editorial: Moving to a world beyond "p < 0.05". The American Statistician 2019; 73, S1: 1-19.