多変量解析のアドバンスドな方法:ロジスティック回帰,生存時間解析,一般化推定方程式,マルチレベルモデリング

概要

多変量モデルを用いた調整解析は、臨床研究・疫学研究で、避けて通ることのできない「交絡」によるバイアスの問題を解決するため、必須のものとなっています。ロジスティック回帰モデルやCox比例ハザード回帰モデルによる分析は、その中でも代表的なものではありますが、その背景にある理論やモデルの仮定、それらの妥当性のチェック方法などは、意外にも、きちんと解説を受けたことがないままに使っているという方は多いかと思います。加えて、近年のJAMAやBMJなどの一流ジャーナルでは、一般化推定方程式やマルチレベルモデルなどのアドバンスドなモデルを使った解析も、既に一般的なものとなっています。

本講座では、これらの多変量解析のアドバンスドな方法について、数式の使用を最低限にとどめ、臨床研究・疫学研究に取り組む、現場の研究者向けに平易な解説を行います。また、統計解析ソフトウェアStataを用いた解析のハンズオン・実習を行います。統計が苦手な方や、Stataをはじめて使われる方でも、楽しく理解することのできる、平易な解説を行いますので、どうぞお気軽にご参加ください。

開催要項

日 時 2018年12月2日(日)10:00~12:00
会 場 大阪市立大学医学部学舎
〒545-8585 大阪府大阪市阿倍野区旭町1丁目4番3(アクセス
講 師 野間久史 准教授(統計数理研究所)
参加申込 共同開催の第3回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会年次学術集会の ホームページ より申し込みをお願い申し上げます。

事例データとStataによる解析プログラム

参加登録をされた方々には、公開講座1週間前頃までに、ダウンロードのためのコードのご案内をいたします。

実習用のノートパソコンは、ご持参ください。実習で使用するStataにつきましては、参加登録をされた方々には、ショートコース用のパッケージのご案内をいたしますので、今回の講座のために、新たにご購入いただく必要はありません。