非侵襲脳内電気活動イメージングとその応用

概要

自然環境で非侵襲的に脳活動を計測できる脳波は,脳内情報処理機構の解明,感性情報の計測などに有効な方法であるが,空間分解能は頭蓋骨などの低電導特性や電極数の制限により不十分である.この問題を解決する方法として,脳内信号源を等価的に表現するダイポールイメージングが提案されている.本講義では,脳電気活動の可視化を実現する脳波逆問題について概説し,シミュレーションによる評価,ならびに実脳波への応用例を示す.

開催要項

日 時 2018年10月19日(金)10:20~12:00
会 場 統計数理研究所 セミナー室1(3階D305)
〒190-8562 東京都立川市緑町10-3
多摩モノレール高松駅から徒歩約10分、JR立川駅より徒歩約25分、立川バス立川学術プラザから徒歩約1分 (アクセス
講 師 堀潤一 教授(新潟大学工学部)
参加申込

参考文献

堀潤一,リレー解説 脳機能計測と生体信号入出力 《第5回》ダイポールレイヤーを用いた脳機能イメージングとその応用, 計測と制御, vol. 50, no. 5, pp.338-343, May 2011.

堀潤一,小特集「人と機械をつなぐ視座」非侵襲脳内電気活動イメージング, シミュレーション, vol. 30, no. 2, pp.90-95, June 2014.