臨床研究・疫学研究における傾向スコアを用いた統計解析

概要

近年、New England Journal of Medicine誌などで、傾向スコア(propensity score)を用いた「マッチング」や「重み付き解析」といった統計解析の手法が誌面を賑わせていますが、これらの方法は何を目的に用いられているのでしょうか?専門誌による解説などでは、傾向スコアを使った解析は、観察研究でも、「擬似ランダム化を行った(pseudo-randomized)解析と見なすことができる」と書かれているものもありますが、これは何を意味しているのでしょうか?

本講座では、臨床研究・疫学研究の統計解析で、近年、急速に普及している、この傾向スコアを使った統計解析の方法について、New England Journal of Medicine誌などに、実際に掲載された臨床研究の論文を事例として解説を行います。また、統計解析ソフトウェアStataを用いた傾向スコア解析のハンズオン・実習を行います。統計が苦手な方や、Stataをはじめて使われる方でも、数式を使わない平易な解説を行いますので、どうぞお気軽にご参加ください。

開催要項

日 時 2018年5月31日(木) 18:00-20:10
会 場 慶應義塾大学信濃町キャンパス東校舎講堂
講 師 野間久史 准教授(統計数理研究所)
共 催 慶應義塾大学医学部,慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科
参加申込 こちらのページからお申し込みください(先着順となります)

事例データとStataによる解析プログラム

参加登録をされた方々には、公開講座1週間前頃までに、ダウンロードのためのコードのご案内をいたします。

実習用のノートパソコンは、ご持参ください。実習で使用するStataにつきましては、参加登録をされた方々には、ショートコース用のパッケージのご案内をいたしますので、今回の講座のために、新たにご購入いただく必要はありません。

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