実施報告

2017年度

統計思考院では、情報・システム研究機構のデータサイエンス高度人材育成プログラムの支援により、現代社会で必要とされる統計数理の知識とスキルを持ったデータサイエンティストの育成を目的としたプログラム「リーディングDAT（リーディング・ダット）」を2017年度に開始しました。本プログラムは、その基盤となる人材を育成するリーディングDAT講座と短期集中で密度の高い教育を行うリーディングDAT養成コースから構成されます。

2つのリーディングDAT講座「L-B1 実践ベイズモデリング」、「L-B2 機械学習とデータサイエンスの現代的手法」をそれぞれ2018年2月15-16日、2月22-23日に開催し、多数のお申込みをいただき、受講登録者はそれぞれ61名でした。リーディングDAT養成コースでは、上記の2講座への出席と課題へのレポート提出・講評会への参加、特別講演などを組み合わせて短期集中的なプログラムを実施しました。養成コースへの参加者は34名で、規定のコースを修了した25名に樋口知之所長より修了証が授与されました。リーディングDAT講座、養成コース共に受講者は8割以上が企業の方で、遠方からの参加者も見受けられました。また、これらの講義をもとに自習・補習用の教材の整備を行いました。

統計思考院では今後も講座やコースを増やしつつ、社会のニーズに応える企画を進めていきます。