第 10 回研究会 (中止)

第 10 回研究会は新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑みた結果, 中止となりました. 以下は当初の予定を記録しておくものです.

  • 日時: 2020 年 2 月 29 日 (土) 13:30--18:00 (開場は 13:00 頃)
  • 会場: 電気通信大学 東 3 号館 3 階マルチメディアホール 301 号室 (交通アクセス・キャンパスマップ)
  • 講演 1
    • 講演者: 濱田直希氏 (富士通研究所 人工知能研究所)
    • 講演題目: 多目的強凸最適化のパレート集合のトポロジー
    • 講演概要: 施設配置問題, 純粋交換経済, 生物の表現型多様性モデルなど様々な多目的最適化問題において, パレート集合が単体である, あるいは単体に似た構造をもつことが古くから指摘されてきた. しかし, そのような言明は近年まで厳密に定式化されておらず, それが成り立つ条件もわかっていなかった. 本発表では, その定式化として単体的な問題とよぶ問題クラスを定義し, ジェネリックな多目的強凸最適化問題は単体的であることを示す. 単体的な問題のパレート集合に対してパラメトリック超曲面をフィッティングする手法を示す. この手法を応用して, いくつかのスパースモデリング手法のハイパーパラメタ選択について考察する.
  • 講演 2
    • 講演者: 野々部宏司氏 (法政大学 デザイン工学部)
    • 講演題目: メタヒューリスティクスによるスケジューリング最適化ソルバーの開発と実問題への適用
    • 講演概要: 実務に現れる様々な組合せ最適化問題を扱うことのできる汎用ソルバーの構築を目指して, 講演者はこれまでにメタヒューリスティクスに基づくアルゴリズムの開発と実問題への適用を行ってきた. 本講演では, とくにスケジューリング問題に特化した最適化ソルバーについて述べる. 背景やその位置づけを説明した後, 資源制約付きスケジューリング問題を拡張したモデルとアルゴリズムの概要について述べる. また, 実問題を含むいくつかの適用事例を紹介する.
  • 連動開催: 2 月 28 日から 3 月 3 日にかけて同じく電気通信大学で開催される関連する研究会と連動開催の予定でした.
  • 参加費用: 無料
  • 参加資格: 自由 (会員/非会員不問)
  • 事前申込: 不要