第 2 回研究会

  • 日時: 2018 年 5 月 12 日 (土) 13:30--18:00 (開場は 13:00 頃)
  • 会場: 中央大学 後楽園キャンパス 3 号館 3 階 3300 号室 (交通アクセス, キャンパスマップ)
  • 講演 1
    • 講演者: 吉本敦氏 (統計数理研究所 モデリング研究系)
    • 講演題目: 森林資源管理と数理計画法
    • 講演概要: 森林資源管理において, 森林を「いつ, どこから, どのくらい」採取するかを決めることは, 古くから取り組まれてきました主要な課題の一つです. このような意思決定をサポートするツールとして, 資源の採取量あるいはそこから得られる利益の最大化と言った資源管理の目的に対して, 与えられた条件下で最適な採取量・方法の在り方を探索できる最適化モデルが構築されてきました. そして, 地域的な政策や経済的な要求に対応すべく広くその開発・応用がすすめられてきました. 特に, 最適な時空間的配置を考慮した管理の探索ができる整数計画法は, 大規模な資源開発, あるいは土地利用の変化に伴う環境への負荷を評価するアプローチとして注目されています. 例えば, 空間的に隣接し合う土地の利用を同時期に行うことができないという条件を加えることで, 利用が空間的に分散され, 大規模な利用の創出を避けることができます. また, 老齢林を取り囲む林地の集約化により生態系保護も達成しながら, 資源の管理を展開することができます. 本発表では, これまでに開発されて来ました最適化モデルを紹介するとともに, 最近の研究成果を報告いたします.
  • 講演 2
    • 講演者: 山下真氏 (東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系)
    • 講演題目: 樹木園種別構成問題に現れる錐最適化問題への効率的な解法の構築
    • 講演概要: 樹木園の設計段階では, 複数の遺伝子候補の中からどのように遺伝子を選抜するか, という種別構成問題が重要な最適化問題として需要があります. 特に, 遺伝子の多様性を表す制約式には, 錐最適化問題と密接な関係があることが分かってきました. 本発表では, 種別構成問題についての基本的な数学的性質について触れた後, 数理最適化アプローチに基づいた効率的な解法を紹介していきます. 本発表は, Tim Mullin 氏, Sena Safarina 氏らとの共同研究の内容を含みます.
  • 参加者数: 33 名