予測発見戦略センター
- 設立について
- 趣旨
- 今日、科学技術の飛躍的発展と情報社会の進展によって、人類は大きな可能性とともにこれまで経験しなかった様々な社会的問題に直面している。我が国の学術研究機関は,このような社会的問題の解決に取り組むことが求められているが、その中で複雑なシステムが生み出す大量のデータの解析処理が重要な課題となっている.特に、不断に生み出され蓄積しつつある大量のデータから有用な情報を抽出し利用する「予測と発見」のためのモデリングや推論アルゴリズムなどの研究や統計ソフトウェアの開発を実質科学の具体的課題の解決に即して行うことは,本研究所に課せられた使命である.
法人化を控えた今,基盤的研究をおこなっている現在の研究系・センターに加えて,予測と知識発見メタウェアの研究に戦略的に取り組むための新センターを所内処置として設置することによって,研究の飛躍的発展を図る.また、これによって「情報・システム研究機構」創設の目的のひとつである「情報に関する科学とシステムの科学の新展開を図り,生物および地球システム研究の発展させる」ことに資すると共に、新機構に設置されるべき新領域融合研究センターの創設にも備えるものである.
- 目的
- (1)予測と発見のためのモデリング,推論アルゴリズムなどのメタウェアおよび統計ソフトウ ェアの研究を戦略的に推進する.
- (2)この研究を実質科学の具体的課題の解決に即して推進する.
- 設置時期
- 平成15年9月10日以降
- 研究組織
- 1. センター長: 樋口知之教授
2. 研究グループ
- ゲノム解析解研究グループ(グループ長 長谷川政美)
- 動的磁気圏モデル研究グループ(グループ長 樋口知之)
- 地震予測研究グループ(グループ長 尾形良彦)
- 運営方針