8. その他の特徴的な結果
13次全国調査の結果のうち、その他の特徴的な結果は以下のとおりです。

  •  8-1. 3人に2人が原子力施設の事故に対して不安感

    Open or Close
     原子力施設の事故に対する不安感を4段階で尋ねたところ,不安を"非常に感じる"または"かなり感じる"という人の割合は,2008年までは4割から5割程度であったが,2011年の東日本大震災後の今回2013年は3人に2人に増加している (#2.30g)。
    Stacks Image 1992

    図16 「原子力施設の事故」についての不安

     また,今回2013年に初めて地震や津波などの自然災害に対する不安感を尋ねたところ,"非常に感じる"あるいは"かなり感じる"という人は合わせて64%にのぼった (#2.30i)。特に女性はどの年齢層でも3人に2人が不安を"非常に感じる"あるいは"かなり感じる"としている。
    Stacks Image 1994

    図17 「地震や津波などの自然災害」についての不安

  •  8-2. 一番大切なものは「家族」

    Open or Close
     一番大切なものを自由回答で一つ答えてもらった結果,過去数回の調査と同様に"家族"を挙げる人が最も多く,44%となった (#2.7)。次いで多いのは"愛情・精神"と"生命・健康・自分"で,いずれも18%であった。これら三つで全体の8割を占める。
    Stacks Image 1970

    図18 一番大切なもの

  •  8-3. 職場の人間関係観は伝統回帰へ

    Open or Close
     上役と仕事以外のつき合いが"なくてもよい"か"あった方がよい"かを尋ねたところ,"あった方がよい"という割合は2000年前後から増加傾向にある (#5.6*)。特に20歳代や30歳代では,2013年には1973年と同じ7割前後にまで戻している。
     また"給料は多いが,レクリエーションのための運動会や旅行などはしない会社"と"給料はいくらか少ないが,運動会や旅行などをして,家族的な雰囲気のある会社"のどちらにつとめたいか選んでもらったところ,"家族的な雰囲気の会社"は1978年から2003年にかけて減少していたが,近年は再び上昇に転じ始めているようである (
    #5.6b)。
    Stacks Image 2024

    図19 職場の人間関係観

  •  8-4. 女性の「楽しみは女が多い」が増加

    Open or Close
     男女の生まれ変わりに関する質問では,今回もこれまでと同様に,男性は9割近くが"男に"生まれ変わりたいと答え,女性は7割が"女に"生まれ変わりたいと答えている (#6.2)。
    Stacks Image 1848

    図20 もういちど生まれかわるとしたら,あなたは男と女の,どちらに,生れてきたいと思いますか?

     また,「楽しみ」が多いのは男女どちらか尋ねたところ,1970年代までは男女ともに"男が多い"という回答が6割から7割を占めていたが,近年は特に女性で"女が多い"という回答が増加している (#6.2d)。
    Stacks Image 2026

    図21 あなたは男と女の,どちらの方が楽しみが多いと思いますか?