統計数理研究所

研究会 「仮想データ生成とその周辺 : 逆像問題, サロゲーション, 秘匿」

日時
2011年1月7日(金) 午後
場所
統計数理研究所 3F 第5セミナー室 (D313/314)
東京都立川市(最寄り駅・多摩モノレール高松)

こちらからも詳細がご覧いただけます.

所外から参加される方は,周辺には昼食をとれる施設が少ないのでご留意ください.

プログラム

13:30〜13:45
伊庭幸人 趣旨説明 (15分)

13:45-14:30
坂野 鋭
「文字認識系における逆像問題とその周辺 」(45分)

14:30-15:15
津田 宏治
「グラフマイニングおよびそれに関連した逆像問題」(45分)

(30分休憩)

15:45-16:30
星野 伸明
「データ秘匿をめぐる話題」(45分)

16:30-17:00
伊庭 幸人
「マルチカノニカル法とレアイベント生成について」(30分)

17:00-17:45
平田 祥人
「非線形時系列解析におけるサロゲートデータ解析とその応用」(45分)

趣旨説明

確率的情報処理においては「仮想データ」を生成する技術が重要である. たとえば,与えられた統計量が実際のデータと等しい仮想データを生成することで 仮説のテストを行う手法は,サロゲート法と呼ばれ,脳科学などで広く用いられている. また、カーネル法などの非線形情報処理においては,特徴空間の点を与えて, それに対応する仮想入力データを逆に生成する問題に興味が持たれている. 計算統計の観点からすると,これらは「与えられた拘束条件のもとで 沢山のサンプルを系統的に生成する問題」の例を与えているように思われる. 似たような問題はたとえばデータ秘匿などに関連しても起きるかもしれない. この研究会は,このテーマに関係のありそうな研究(分野)をいくつか集めて 交流することを目的とする.

※ 科研費 基盤(C)「マルコフ連鎖モンテカルロ法による仮想データ生成と 非線形情報処理への応用」の支援を受けています

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