統計数理研究所
◆シンポジウム◆
サービス科学研究センター 設立記念シンポジウム
サービス科学としてのデータ中心科学
日時 : 2012年1月30日(月) 14:00〜18:00
場所 : 統計数理研究所 2F 大会議室
     東京都立川市緑町 10-3
参加費 : 無料

本シンポジウムはおかげさまで,大変なご盛況を頂き終えることが出来ました。今後とも,皆様のご支援,ご指導をよろしくお願い致します。また,掲載している資料に関しましては,2012年1月31日に最終版に差し替えました。
科学の世界では、実験科学、理論科学、計算科学に続く第4の科学のパラダイムとしてデータ中心科学の必要性が叫ばれています。サービス科学においても、現場のデータの重要性が認識されているのはよく知られている通りです。統計数理研究所では、日本におけるデータ中心科学の旗手として、最新のデータ中心的手法によってサービス科学を再度見直すべく、サービス科学研究センターを設立いたします。
 また同時に、サービス科学は現場の科学でもあります。本研究センターは、統計数理研究所内にとどまることなく、国内の各大学、国内外の研究機関、企業・官庁・NGOなどと広く提携しながら、現場のサービス産業における課題解決を支援します。このため、大学共同利用機関法人としての各種プログラム、サービス科学NOE(Network of Excellence)や統計思考院の仕組みを最大限活用して、スケールする支援体制を構築していきます。

主催: 統計数理研究所 サービス科学研究センター
協力:Service Research and Innovation Institute (SRII) Japan Chapter
プログラム
14:00〜14:10
開会の挨拶
樋口 知之   HIGUCHI Tomoyuki
(統計数理研究所長)
14:10〜14:40
「人起点のサービス工学 −サービス現場での持続的データ収集と行動モデリング−」
持丸 正明   MOCHIMARU Masaaki
(産業技術総合研究所 サービス工学研究センター長)
【アブストラクト】
産総研では経済省の委託を受け、中小企業の多いサービス産業の生産性向上に資する工学的技術の研究を推進している。特に、サービスに関わる人ー顧客、従業員、経営者に焦点を当て、顧客や従業員の満足度を考慮しつつサービスプロセスを効率化するための手法を開発している。サービス現場で継続的に利用可能な顧客、従業員の観測技術、それによって得られた大規模データをモデル化し、可視化することでサービスのプロセス改変を支援する技術を整備してきた。これらの技術の概要を、具体的な事例研究を通じて紹介する。
14:40〜15:10
「サービス改革に活用できる実践的なサービス品質とサービスモデル」
諏訪 良武   SUWA Yoshitake
(ワクコンサルティング株式会社 常務執行役員 エグゼクティブコンサルタント)
【アブストラクト】
サービスの価値を上げていくためには、大きく3つの方向がある。1つは、サービス品質を高めることである。もう1つは、お客様の事前期待をいかに把握して、それに応えていくことである。そして、3つ目は、サービス提供者とお客様によるサービスの共創である。本講演では、サービス品質の新しい定義とお客様の事前期待に応えていくための実践的なサービスモデルを解説する。
20分 休憩
15:30〜16:00
「サービス科学の現状と課題」
日高 一義   HIDAKA Kazuyoshi
(東京工業大学 大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授)
(Service Research and Innovation Institute (SRII) Japan Chapter, Chair)
【アブストラクト】
過去におけるサービスイノベーション研究の経緯を概観し、また海外および日本国内の現在のサービス科学研究を俯瞰することにより、新たな学術融合領域としてのサービス科学の位置づけを考察するとともに、重要と思われる課題を紹介する。
16:00〜16:30
「サービス科学への期待と新しい科学技術イノベーション政策」
有本 建男   ARIMOTO Tateo
(科学技術振興機構 社会技術研究開発センター長)
【アブストラクト】
今世界中で、科学技術の方法論、政策、マネジメントが変わろうとしている。急速なグローバリゼーションの中で、自然と社会は複雑性と不確実性を増し、一方では持続性が強く求められており、人々の求める価値は多様化している。これにどう対応するのか、何のための科学技術か。欧米中心に築き上げられてきた近代科学技術は、大きな転換期にある。
 近年、先進国だけでなく新興国の科学技術政策は、課題解決、イノベーション政策へ大きくウイングを広げているが、その政策を実践するための制度体制、評価手法の変革、科学技術の方法論の拡張に苦心しているのが実態である。企業の戦略も同じであろう。  こうした社会の多様なニーズ、期待を予測し、分析し、再構成し、課題解決を実践していくループにおいて、サービス科学は、大きな可能性を秘めていると考えている。
16:30〜17:00
「ものづくり経営学とサービス・プロセス」
藤本 隆宏   FUJIMOTO Takahiro
(東京大学大学院経済学研究科 教授)
10分 休憩
17:10〜18:00
パネルディスカッション
【アブストラクト】
ご講演者の方々とのディスカッションを予定して居ります。
司会: 丸山 宏(統計数理研究所 副所長/サービス科学研究センター長)