リスク解析戦略研究センター 統計数理研究所 サイトマップ English

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ご 挨 拶

加藤センター長
リスク解析戦略研究センター長
加 藤 昇 吾

2023年4月にリスク解析戦略研究センター長に就任しました。当センターは、様々な分野におけるリスク評価・管理のための方法論を分野横断的に発展させ、 新たな定量的リスク科学を築くために2005年4月に設立されました。以来18年以上にわたり、統計数理研究所が得意とする統計解析やモデリングの手法を生かしながら、 リスク科学に関わる研究プロジェクトを推進してきました。


当センターは社会・経済等における様々なリスクに関する問題に取り組んできましたが、近年でも、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ情勢による世界経済の不安定化など、 私たちの生活は未だに多くのリスクに脅かされています。また、データの大規模化・複雑化により、今までのリスク解析の手法では不十分なケースが増え、新たな方法論の確立も求められています。


このような現状を鑑み、現在、当センターでは7つの研究プロジェクトを推進しています。4つは応用と強く結びついたプロジェクトで、金融・環境・地震・資源管理に関連したデータの解析と方法論の発展を行っています。 2つは基礎研究寄りのプロジェクトで、リスク解析のための汎用的な数理的手法の発展と、時空間データ解析のための理論研究等を行っています。 他に、データの収集やリンケージに関わる研究活動を行っているプロジェクトがあります。


設立以来、当センターではリスク解析における多くの研究成果を挙げており、国内外のトップジャーナルへの論文掲載、産官学との共同研究、データ基盤の整備などの実績があります。研究集会やセミナーなども積極的に開催しています。当センターは人材育成機関ではありませんが、雇用した特任教員には、現在、トップレベルの大学・学術機関や有名企業で活躍している方が多くいます。 また、当センターでは、リスク科学に関わる諸分野の国内組織・学協会からなるNOE(Network Of Excellence)としての「リスク研究ネットワーク」を運営し、 諸研究の推進および研究交流拠点としての活動を行っています。さらに、国内外の大学や研究機関と交流協定を締結し、共同研究の実施やシンポジウムの共同開催など様々な学術交流を推進しています。


大学共同利用の精神に基づき、当センターは産官学の人々に対して、常にオープンであり、それが活動のエネルギーとなっています。 今後とも、価値ある研究成果を提供できるよう取り組んでいく所存ですので、ご指導ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。