Ｇ.森林成長データの統計分析と応用

【講義レベル：中級】

日時	１２月３日（月）〜４日（火）１０時〜１６時　（１０時間）
講師	吉本　敦（統計数理研究所）、加茂 憲一（札幌医科大学）、�蛹ｴ 宏和（広島大学）
申込受付	１０月２２日（月）１０時〜１１月９日（金）１７時　　＞＞　申込　＜＜
受講料（税込）	５，０００円（受付を確認後、１１月５日（月）〜９日（金）の間に受講証で指定した銀行口座振込みで納入、 期日までに納入されない場合は、キャンセルとなります。）
定員	５０名(先着順)
内容	森林の成長現象に対し統計モデルを適用し適切に評価することは、地球温暖化などを含む様々な環境問題に対する統計分野の貢献の一つである。本講義では森林資源データを用いた成長モデル推定に関わる統計分析、リスク分析、および分析結果の資源管理最適化への応用を中心に講義を行う。 １. 成長モデル推定（�蛹ｴ）：林木成長予測のための成長曲線モデルとその推定法、さらに成長曲線選択問題について講義を行う。また、林分成長予測のための多変量成長曲線モデルとその推定法、さらには成長に寄与する変数を選択する問題に関しても講義を行う。 ２. リスク分析（加茂）：リスク分析には様々なアプローチが存在するが、ここでは離散型の応答変数に対応するロジスティック回帰モデルおよび、生存時間を目的変数とするCox回帰モデルを森林データに適用し、モデル選択によりリスク要因を特定する手法に着目し講義を行う。また、統計ソフトウエアRによる解析を基本方針とし、そのスクリプトも併せて紹介する。 ３. 統計分析の応用（吉本）：統計分析の応用として、実データを用いた成長モデル（密度管理図）の修正とその資源管理最適化への応用、さらに広域資源管理を念頭にした１時点資源データと成長に関わる事前情報を用いたベイズ推定による長期的資源管理最適化への応用について講義する。 教科書：吉本・加茂・�蛹ｴ（２０１２）「Rによる環境データの統計分析」
時間割
会場	統計数理研究所　セミナー室５　研究所周辺の地図
開場	９時３０分

公開講座の模様