内容 |
数やカテゴリーとして記録されたデータの構造を直感的に把握するために、統計グラフが昔から利用されてきた。円グラフや棒グラフは今も新聞などでよく目にするし、初等的な統計学でもヒストグラムや散布図が重要な役割をはたしている。現代では計算機の発達に伴い、そのような古典的な統計グラフとは異なる、動的で対話的な操作が可能な新しい統計グラフィックスが利用できるようになっている。本講座では、そのような統計グラフィックスの見方、使い方を解説し、多量の多変量データから情報を獲得するための新しい技術を学ぶ。統計学の予備知識はほとんど必要としないが、(Excelでグラフが書けるくらいの)計算機の初歩知識があることが望ましい。 参考書: Unwin, Theus and Hofmann (2006) Graphics of Large Datasets: Visualizing a Million, Springer Cook and Swayne (2007) Interactive and Dynamic Graphics for Data Analysis, Springer |