平成41992)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

4−共研−40

専門分類

4

研究課題名

判別関数の設定と市場調査・分析の手法研究

フリガナ

代表者氏名

タグチ トキオ

田口 時夫

ローマ字

所属機関

東京経済大学

所属部局

経済学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

分布と共に分配関係を対象とする経済統計に於いては、従来の判別関数では不十分でありベクトル的性格を含む方式が要求される。それを実際にデータ解析を通して確認することが本研究の目的である。


研究代表者は、これまでに度々線形及び非線形の集中回帰を提案し、それが特に所得分布の解析に有効である事を示して来た。今回この種の集中回帰諸係数の決定基準を分布関数・分配関数ベクトル、によって構成される空間で表現される集中曲面の勾配をもとにして表現する事を試みた。本年度に行った各種の提案は猶若干の修正の必要が見出され、次年度に引続き研究する予定である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

田口時夫,研究ノート:ジーニ統計学の数学的方法論の役割について,経済統計学会『統計学』第65号
田口時夫,第60回日本統計学会講演報告集,石巻専修大学1992年7月22日〜24日
田口時夫,ジーニ統計学の数学的展開について,日本統計学会平成4年7月24日

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究代表者は総理府統計局の家計調査報告書をもとにして、消費構造の分析を弾力性係数の各種の測定を通して行ってきた。これらの測定結果は更に、市場構造に即した妥当な判別基準によって評価されねばならない。それは経済統計の性格からみて従来にないベクトル的形式のものであり、既に部分的に有効な結果を得ている。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

藤田 峰三

統計局

丸山 直昌

統計数理研究所

山元 周行