平成302018)年度 共同利用登録実施報告書

 

課題番号

30−共研−8

分野分類

統計数理研究所内分野分類

h

主要研究分野分類

1

研究課題名

共分散行列の固有値を考慮したホテリングT2距離の近似モデルの改良

フリガナ

代表者氏名

コバヤシ ヤスユキ

小林 靖之

ローマ字

Kobayashi Yasuyuki

所属機関

帝京大学

所属部局

理工学部 情報科学科(通信教育課程)

職  名

講師

 

 

研究目的と成果の概要

計算機の数値誤差がQ統計量の主成分要素へ与える影響を考慮した近似モデルの改良モデルを考案してシミュレーションした結果が良好であったので、専門誌へ投稿したが、現時点で採録されていない。
正則化されたホテリングT2距離の従う確率分布の近似モデルの推定はまだ確立していない状況である。ホテリングT2距離の主成分要素に追加する正則化係数の確率モデルとしての取扱いをどうすべきかが問題点である。
上記2点を検討する過程で、新たな研究課題としてホテリングT2距離自身のスパースモデルを考案したので、文科省科研費(若手研究)に応募したところ採択された。
今後は、
・計算機の数値誤差がQ統計量の主成分要素へ与える影響
・ホテリングT2距離の主成分要素に追加する正則化係数の確率モデルとしての取扱い
・ホテリングT2距離自身のスパースモデル
について研究を進めていくので、引き続き統数研のご支援をお願い申し上げる。