平成272015)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

27−共研−4107

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

9

研究課題名

中高等学校における統計教育の研究

重点テーマ

統計教育の新展開II

フリガナ

代表者氏名

ナガイ アヤマサ

永井 礼正

ローマ字

Nagai Ayamasa

所属機関

日本教育大学院大学

所属部局

学校教育研究科

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

0千円

研究参加者数

2 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

 統計学には、記述統計および推測統計がある。
必修科目の位置づけられた記述統計は、従来の構成的な立場より、
現代ではむしろ解釈論が強調されるべきであり、この意味からのカリキュ
ラムは現在初等中等教育の現場において、その事例が少ない。

 これらのカリキュラムについて、指導的な立場からの教員養成および教材開発が
求められる。本研究において、教員養成の現場、および中高等学校の現場における
実践的検証を通じることにより、PCの活用を含めたカリキュラムを開発する。

 学習指導要領の改訂により、高等学校必修科目「数学I」において、
領域「資料の活用」が、PC等の利用とともに、位置づけられた。
 しかし、統計分野の知見は、記述統計であっても、わが国の初等中等
教育においてはその指導者のレベルにおいてもまだ待つべきものがある。
 この現状を鑑み、統計教育の意味を問い直し、かつ統計データの解釈の
取り扱いを含めた教材の開発、PCを利用した教材のあり方を研究・開発す
ることを目的とする。

 教員養成の専門職大学院として、学校教育のみならず、広く数学教育全般を見据え
各組織と連携し多角的な実践を通じて、カリキュラムの構成を試みる。
 
記述統計における標準的な大学のカリキュラムを検討し,
現行の指導要領における取り扱いと高等学校でのカリキュラムを検討したうえで,
実務家(社会学,公共哲学,環境科学,心理学,天文学など)を集め
その専門領域での統計調査の戦略の立て方から解釈・評価に至るプロセスを聞き取り調査している.

 本年度は、社会学、教育心理学、天文学の専門家を招き、聞き取り調査を行った。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

日本教育大学院大学 平成28年度紀要投稿予定。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

日本教育大学院大学 修士プロジェクト研究発表会

テーマ:領域「統計」について

日時:2016年1月27日

場所:日本教育大学院大学

参加者数:40名程度

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関