昭和601985)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

60−共研−11

専門分類

1

研究課題名

高校・大学等における統計教育上の諸問題

フリガナ

代表者氏名

スズキ ギイチロウ

鈴木 義一郎

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

27 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

ともすると,統計学は数学の一分野であるとみなされる風潮が残されている為に,統計教育の重要性が依然として過少評価されている。これから,高度情報化社会を生きていく若者にとって,正しい統計学の知識を身につけることは不可欠となるであろうから,特に高校・大学での教育こそ重要になってくる。国立大学共同利用機関として発足した当研究所は,統計教育の面でもリーダーシップをとることが要求されるので,まずは統計教育の実践面でのいろいろな問題点を認識し,今後どのような面での研究を強化していくべきかについて,主として中堅グループの研究者,教育者を集めてシンポジウムを開催する。単なる哲学論ではなく具体的に実践できる方法を早急に発見できるような会議にする為に,事前の企画会議にも重点を置く。


これから高度情報社会を生きていく若者にとって,正しい統計学の知識を身につけることは不可欠となるから,特に高校・大学での教育が重要になってくる。
そこで統計教育の実践面でのいろいろな問題点を認識し,今後どのような点を強化していくべきかについて,特に中堅グループの研究者,教育者を集めて研究集会を開催し,主として次の3つのテーマについて,議論を行った。
1.高度情報化社会における統計教育とは如何にあるべきか?
2.高校・大学等での統計教育体制をもっと強化するために,我々は何をなすべきか?3.統計教育をより効果的に行うための支援システムとして,計算機等を利用した補助教材をいかに開発していくか?
統計教育に限らず「教育」という問題について考える場合,どうしても既成のパターンにとらわれがちで,自由奔放な発想や意見が出にくいきらいがある。そこでこの研究集会では,発表者に事前に予講を提出して貰うのではなく,参加者各人が,他人の意見を聞きながら自分の主張を述べあった後,全体としてのコンセンサスが得られるような進め方を行った。
議論された内容の詳細については専門の速記者を依頼して,一見,枝葉末節と思われるような意見といえども考慮に価するかもしれないので,より詳細な記録を残すことにした。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

青柳 雅計

千葉大学

石黒 真木夫

統計数理研究所

稲垣 宣生

大阪大学

岡崎 卓

統計数理研究所

小和田 正

名古屋工業大学

景山 三平

広島大学

鎌倉 稔成

中央大学

小西 貞則

九州大学

逆瀬川 浩孝

筑波大学

佐藤 義治

北海道大学

澤田 利夫

国立教育研究所

重松 啓一

奈良教育大学

正法地 孝雄

広島大学

杉浦 成昭

筑波大学

千野 貞子

いわき明星大学

高橋 幸雄

東北大学

垂水 共之

岡山大学

長坂 建二

放送大学

馬場 康維

統計数理研究所

藤越 康祝

広島大学

前原 濶

琉球大学

三浦 良造

一橋大学

村上 征勝

統計数理研究所

柳川 尭

九州大学

山本 正明

山形大学

吉村 啓

慶應義塾