平成29（2017）年度　共同研究集会実施報告書

 

課題番号

29−共研−5012

分野分類

統計数理研究所内分野分類

g

主要研究分野分類

5

研究課題名

極値理論の工学への応用

フリガナ

代表者氏名

キタノ トシカズ

北野 利一

ローマ字

Kitano Toshikazu

所属機関

名古屋工業大学

所属部局

社会工学専攻

職　　名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅　費

293千円

研究参加者数

37　人

 

 

研究目的と成果（経過）の概要

共同研究集会「極値理論の工学への応用」を下記のとおり開催しました．

共同研究集会「極値理論の工学への応用」課題番号　29-共研-5012　
日程：２０１７年７月２０日（木）13:00〜17:20，
　　　　　　　　７月２１日（金）10:00〜16:30
場所： 統計数理研究所 ３Ｆ セミナー室５
（〒190-8562　東京都立川市緑町 10-3）

７月２０日（木）
13:00 開会挨拶（北野 利一）
13:05-13:55 仲井 圭二（株式会社エコー ）
　経年的な増減傾向を持つ年最大値資料を用いた極値統計解析に関する提案
13:55-14:45 尾関 暁史（日本イーライリリー）
　Analysis of Extremes: Semiparametric Efficiency
14:45-15:00 休憩

15:00-15:50 田中 耕司 （（株）建設技術研究所）
　現実可能な最大級豪雨の想定と極値理論の応用
15:50-16:40 高橋 倫也（神戸大学 名誉教授）
　閾値の選択法
16:40-17:00 小林 健一郎（神戸大学 都市安全研究センター ）
　（話題提供） ガーナの天候インデックス保険の検討
17:00-17:20 北野 利一（名古屋工業大学 社会工学専攻）
　（話題提供） 極値統計解析は，なぜ「難しい」のか？

７月２１日（金）
10:00-10:50 山地 秀幸（国土技術政策総合研究所）
　外水及び内水の同時生起を考慮した氾濫計算
10:50-11:40 北野 利一（名古屋工業大学 社会工学専攻）
　２変量パレート分布を用いた降雨の同時頻度解析
11:40-12:40　昼食休憩
12:40-13:30 田中 茂信（京都大学 防災研究所 水資源環境研究センター）　
　流域平均雨量の極値の特性

13:30-14:30 佐藤 彰洋（京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻）
　（招待講演）津波ハザード推定のための極値理論の応用と
　津波ハザードメッシュデータの利活用
14:30-14:45 休憩

14:45-15:35 西郷 達彦（山梨大学 医学工学総合研究部）
　極値過程の拡張について
15:35-15:55 志村 隆彰（統計数理研究所）
　（話題提供） EVA2017（Delft）報告 　　
15:55-　研究会打ち合せ（次年度の企画案，研究リポートの提出など）
　　　　　　　進行: 北野 利一／志村 隆彰

詳細は．下記のページの共同研究集会の欄を参照ください．
http://www.ism.ac.jp/~shimura/

 

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

佐藤彰洋, 榎峠弘樹, Tae-Seok Jang, 澤井秀文, 経済社会データおよび環境データを用いた空間評価指標の大規模計算: 地域メッシュ統計の利活用, 横幹, 第10 巻第2号(2016) pp.7ー11;83.

佐藤彰洋, 椿広計, ビッグデータ時代に必要な標準化, 統計, 2015 年9月号(2015), pp.32-38.

Aki-Hiro Sato, Applied Data-Centric Social Sciences, 2014, Springer (Tokyo).

Aki-Hiro Sato and Hidefumi Sawai, Geographical risk assessment from tsunami run-up events based on socioeconomic-environmental data and its application to Japanese air transportation, Procedia CIRP, Vol. 19, (2014) pp. 27-32.

Ozeki, A. (2012). Efficient inference in semiparametric models. PhD thesis. Updated Printing. University of Wisconsin Madison. Available upon request: zeki.wisc@gmail.com

田中茂信(2017)：d4PDFを用いた利根川流域降水量の極値評価，京都大学防災研究所年報，第60号B，pp.757-764.

北野利一・川崎将生・山地秀幸：２変量ＧＰ分布による降水量の同時生起頻度の推定法 - 数学的なアイデアと現実データの接続，土木学会論文集B1（水工学），第73巻，pp.I_319-I_324，2018.

北野利一・渡部哲史・田中茂信・上野玄太 (2018): バイアス補正法・極値評価技術の開発（第 III 部，第６章），統合的気候モデル高度化研究プログラム：テーマＤ 統合的ハザード予測，平成２９年度報告書，印刷中．

以上に加えて，統計数理研究所共同研究リポート４０１，極値理論の工学への応用(15)を発刊している．

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

飯田 孝久

慶應義塾大学

大森 裕浩

東京大学

沖本 竜義

オーストラリア国立大学

尾関 暁史

日本イーライリリー

樫山 文音

慶應義塾大学大学院

川崎 能典

統計数理研究所

神田 順

東京大学

国友 直人

東京大学

五家 建夫

東京都市大学

小林 健一郎

神戸大学

西郷 達彦

山梨大学

佐藤 彰洋

京都大学

篠田 昌弘

防衛大学校

柴田 俊夫

大阪大学

渋谷 政昭

慶応義塾大学

志村 隆彰

統計数理研究所

清 智也

慶應義塾大学

関 庸一

群馬大学

高橋 倫也

神戸大学

寶 馨

京都大学

竹内 惠行

大阪大学

田中 耕司

株式会社 建設技術研究所

田中 茂信

京都大学防災研究所

塚原 英敦

成城大学

外狩 麻子

東日本旅客鉄道株式会社

仲井 圭二

株式会社エコー

長塚 豪己

中央大学

西嶋 一欽

京都大学

華山 宣胤

尚美学園大学

廣瀬 英雄

九州工業大学

藤部 文昭

気象庁気象研究所

牧本 直樹

筑波大学

間瀬 肇

京都大学

南 美穂子

慶應義塾大学

柳本 武美

統計数理研究所

山地 秀幸

国土技術政策総合研究所