平成26(2014)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 26−共研−2041 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | e | ||||||
| 主要研究分野分類 | 1 | |||||||||
| 研究課題名 | 推定関数の幾何学と統計学 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ヘンミ マサユキ 逸見 昌之 | ローマ字 | Henmi Masayuki | |||||||
| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||||
| 所属部局 | データ科学研究系 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 30千円 | 研究参加者数 | 2 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 統計的推論の構造や性質を(微分)幾何学的な立場から論ずる情報幾何学は、1980年代の甘利・長岡による記念碑的な仕事以来、統計学以外の情報関連科学にも影響を及ぼしながら徐々に進展してきているが、近年、また新たな展開を見せてきている。黒瀬・松添による「捩れを許す統計多様体」に関する仕事もその1つである。彼らの研究の主な動機は、量子推定論における密度行列族の幾何構造として自然に現れる、捩れのある双対アファイン接続を備えた多様体の性質を解明することであるが、このような構造は通常の統計的推論の基礎となる確率分布族にも、推定関数から(付随するプレコントラスト関数を通じて)自然に導入されることが、最近、本研究の代表者と分担者の共同研究によって示された。しかしながら、確率分布族におけるこの「捩れを許す統計多様体」の構造は、情報幾何学でこれまで議論されてきた幾何構造(Fisher計量とアルファ接続)とは異なるものであり、その統計的な意味や役割は、あまりよく分かっていない。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 口頭発表 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 研究会等の開催は特に無し。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 松添 博 | 名古屋工業大学 |