平成61994)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

6−共研−65

専門分類

7

研究課題名

事前情報と標本

フリガナ

代表者氏名

コバヤシ マサヒロ

小林 雅裕

ローマ字

所属機関

金沢経済大学

所属部局

経済学部

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

標本抽出のさい利用可能な情報によって、得られる標本の精度は大きく影響される。標本抽出で事前に利用できる情報、あるいは分析せねばならない情報を、特に農業統計のいくつかの作目の「生産費統計調査」を事例として、その内容と程度を特定し評価する理論に接近したい。


標本抽出で事前に利用できる情報あるいは分析せねばならない情報を、農業統計を事例としてその内容と程度を特定し評価する理論に接近した。
1、多くの統計調査では、全体の標本枠や層化の確定は無作為抽出法にもとづいて設計されるが、実査においてはのその特徴を活用できずに有意選出法と差違が認められない状況にある。
2、単純無作為抽出標本でない限り、標本調査においてある補助変数をもって抽出された標本の特性はその補助変量に規定され、補助変量との間に回帰関係を持つ標本が抽出される。検討事例とした農業統計では、調査設計には規模以外の変量を加えて標本農家を抽出せねばならないことを明らかにし、単純に規模を補助変量とし地域を層とする標本抽出は再検討されるべきであろうことを提言した。
本年度の検討結果は次年度においても引き続き研究する。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究の実施は、主に研究代表者(小林)が統計数理研究所に出向き共同研究者と研究会を持ち、研究所の資料と計算機を利用する。研究のための調査資料は、研究代表者が準備し適宜郵送し意見を交換する。また、研究の現実との対応をみるために、いくつかの「生産費調査」についての実態調査を行う。この研究の共同研究者として統計数理研究所 丸山 直昌助教授が参加し、予算執行責任者とする。また、研究協力者として田口 時夫教授も参加する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

田口 時夫

東京経済大学

丸山 直昌

統計数理研究所

吉田 忠

大阪工業大学