平成24(2012)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 24−共研−2047 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | e | ||||||
| 主要研究分野分類 | 3 | |||||||||
| 研究課題名 | 疫学研究における統計的方法の開発と実データへの応用 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | イズミ シズエ 和泉 志津恵 | ローマ字 | IZUMI Shizue | |||||||
| 所属機関 | 大分大学 | |||||||||
| 所属部局 | 工学部 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 327千円 | 研究参加者数 | 13 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
|  がんや糖尿病などの疾病における予防や治療の方法を確立するために実施される疫学研究では,統計的基盤技術の開発が急務である.日本では多目的コホート研究(JPHC Study),JACC Study,原爆被爆者とその子供の寿命調査など大規模なコホートに基づいた分子疫学研究により,疾病の原因が分子や遺伝子レベルで解明されつつある.そして,2011年3月に発生した福島の原子力発電所の事故による健康影響を調査するために,周辺住民,特に子供達を対象とした疫学研究が開始され,新たな統計的課題が提示されている.そのような疫学研究の現場では,研究デザインの設計,変数間の関連性を適切に表すモデルの構築,興味ある説明変数の反応変数への影響を適切に評価する指標の定義,収集されるデータを解析する統計的方法の開発,実データへ提案方法を適用するためのアプリケーションの作成など,生物統計学者が果たす役割は多岐にわたる.一方,主な生物統計学に関する国際雑誌(たとえば,BiometricsやStatistics in Medicine)に発表された原著論文における共著の割合は,2011年では80%を越え,完成度の高い成果が,研究者の英知を融合させたグループ研究により生み出されている. | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 査読付論文 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 1.研究集会「疫学研究における統計的方法の開発と実データへの応用1」 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 黒木 学 | 統計数理研究所 | 
| 末永 聡史 | 大分大学 | 
| 高橋 邦彦 | 国立保健医療科学院 | 
| 田栗 正隆 | 横浜市立大学 | 
| 竹内文乃 | 国立環境研究所 | 
| 田中 佐智子 | 京都大学 | 
| 野間 久史 | 統計数理研究所 | 
| 藤井 良宜 | 宮崎大学 | 
| 逸見 昌之 | 統計数理研究所 | 
| 松井 茂之 | 統計数理研究所 | 
| 松山 耕大 | 大分大学 | 
| 薬師寺 亨介 | 大分大学 |