平成292017)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

29−共研−1021

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

3

研究課題名

人骨の形態と生前の生活の相関

フリガナ

代表者氏名

イガラシ ユリコ

五十嵐 由里子

ローマ字

Igarashi Yuriko

所属機関

日本大学

所属部局

松戸歯学部

職  名

講師

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

骨盤上の耳状面前下部に見られる妊娠出産痕と妊娠出産回数の関係を解明することを目的とする。研究会およびメールでの議論により、妊娠出産痕の発達程度のスコア、および、妊娠出産回数を最も適切に反映する変数を決定し、両者の関係を最も適切に評価する統計分析方法を決定した。その結果、妊娠出産痕の発達程度は合計妊娠出産回数の多寡(0,少、多)の指標となることが、統計的に示された。このことにより、妊娠出産痕が、先史時代の出生率の推定に利用できることがわかった。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

「骨盤上の妊娠出産痕と妊娠出産回数の関係」
五十嵐由里子 清水邦夫 水高将吾 香川幸太郎
日本人類学会第71回大会 2017年11月3日 日本人類学会

「腸骨耳状面前溝の性差と成因」
五十嵐由里子
第105回日本解剖学会関東支部学術集会 2017年11月18日 日本解剖学会

「骨からわかる縄文人の妊娠と出産」
五十嵐由里子
縄文村講演会 2018年1月28日 奥松島縄文村歴史資料館

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

(1)テーマ:論文「骨盤上の妊娠出産痕と妊娠出産回数の関係」のメインの分析方法について
2017年8月1日 14時から18時 統計数理研究所統計思考院 2名


(2)テーマ:学会発表「骨盤上の妊娠出産痕と妊娠出産回数の関係」「腸骨耳状面前溝の性差と成因」の内容について
2017年9月15日 13時から17時 統計数理研究所統計思考院 2名

(3)テーマ:論文「骨盤上の妊娠出産痕と妊娠出産回数の関係」の構成について
2018年1月12日 13時から17時 統計数理研究所統計思考院 3名

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

香川 幸太郎

統計数理研究所

清水 邦夫

統計数理研究所

水高 将吾

統計数理研究所