平成21990)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

2−共研−1

専門分類

1

研究課題名

大学における統計教育の実態調査

フリガナ

代表者氏名

ムラカミ マサカツ

村上 征勝

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

11 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

日本においては4年制の大学に統計学科は皆無であり,組織だった統計教育が行われていないという憂うべき状況にある。このような状況の中で大学でどのような統計教育が行われているかを把握するため調査に行い,その分析に基づき,今後の大学における統計教育のあり方に対する一つの指針を出すことが本研究の目ざすところである。


4年制の大学において,統計に関係したどのような講義がどの程度行なわれているかを調べるため,平成元年度の共同研究(1−共研−1「学校」における新しい統計教育」)として,平成元年9月から12月にかけて「大学における統計教育の実態調査」を実施した。
国公立大学及び私立大学489校の内約460校の平成元年度用講義要項,時間割等の資料を入手したので,今年度はまず国公立大学124校について統計に関する講義の開講科日数,科目名,時間数,講義内容等を分析し,その結果を日本統計学会,The 3rd International Conference on Teaching Statistics及び日本数学教育学会で報告した。
また私立大学についてもデータベースの作成を進め,ほぼ80%データベース化が終了した。
なお平成2年度中に計10回(4月7日,4月21日,6月16日,6月30日,7月25日,11月17日,平成3年1月12日,2月23日,3月9日,3月16日)の研究会を開催し,資料分析を行なうとともに,大学における統計教育のあり方等について検討した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

1.大学における統計教育の実態調査(1)
日本統計学会(平成2年7月)
2.国公立大学の統計教育の実態調査
日本数学教育学会(平成3年4月)
3.Survey on Statistics Education at Colleges and Universities
The 3rd International Conference on Teaching Statistics(平成2年8月)


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

4年制の大学において,統計に関するどのような講義がどの程度行われているかを調べるため,昨年度の共同研究で調査を行った。国公私立489大学の内9割以上の約450校の平成元年度用講義要項及び時間割表を回収したので,今年度はこれらの資料を統計分析し検討する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

新家 健精

福島大学

伊藤 孝一

 

宇喜多 義昌

 

木村 等

香川大学

佐藤 良一郎

明星大学

竹内 清

石巻専修大学

平川 孝三郎

東京理科大学

松下 嘉米男

 

村上 正康

千葉大学

山元 周行