平成9(1997)年度 共同研究A実施報告書
| 課題番号 | 9−共研−67 | 専門分類 | 7 | |||||
| 研究課題名 | カイコの繭型発現に関する統計遺伝学的研究 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ナカダ トオル 中田 徹 | ローマ字 | 
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 2 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| カイコは中国で飼育が始まり、ここから世界各国に広がって、多くの地域品種が形成されたものと考えられている。申請者はこの品種分化のメルクマールとして、繭型に着目して、楕円形、紡錘形、くびれのある俵形などの特徴の数理的解析を進めており、生物進化のプロセスを探索している。そこで、世界各国のカイコの品種特性を調査して、その遺伝的分化と品種形成を明らかにするのが本研究の目的である。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 中田  徹 カイコの繭型計測とその遺伝分析について 東北蚕糸研究報告  第22号 1997年12月 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 近年、申請者は本邦をはじめ、アジアの温熱帯地域を中心として、世界各地域のカイコの品種について遺伝学的分析を続行中であるが、品種分化の特徴を示す形質の一つとして繭型に注目している。一般に形態的特徴の計測は相当の労力を要するため、データの収集が困難であるが、申請者は簡易画像解析システムの開発に成功したので、これにより容易に繭型計測が可能となった。現在、品種間や雌雄間の繭型発現の差に関する検討を行ったので、さらに繭型の異なる品種間の交雑実験を行って後代分析を続行中である。これらの形質の遺伝分析には、多変量解析や各種の統計分析の手法を導入することが必須であり、統計学分野の専門家との共同研究が要請される。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 村上 征勝 | 統計数理研究所 |