平成71995)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

7−共研−75

専門分類

7

研究課題名

非線形タンクモデルによる薬動態解析

フリガナ

代表者氏名

オザキ トオル

尾崎 統

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

2 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

薬を飲んでから体内に吸収され排泄されるまでの過程を非線形タンクモデルを用いて表現し、薬の血中濃度の経時データからタンクモデルを推定する。これにより動特性の特徴づけ、濃度の予測、制御の可能性がひらける。


薬を飲んでから体内に吸収され排泄されるまでの過程を非線形タンクモデルを用いて表現し、薬の血中濃度の経時データからタンクモデルを推定することを試みた。
まず単純な線形1次系のタンクモデルを用いたシュミレーッションによって血中濃度の変化の人工的データを生成し、我々の方法の有効性を確認することに取り組んだ。シミュレーションデータの生成は矢船が担当し、モデルあてはめのための非線形フィルターは尾崎が作成し、最尤法の働くことを確認した。人工的データのためか尤度は真のパラメターの周辺で極めて鋭いピークをもつことが見られた。来年度はより高次元のケース、さらに実データによるチェックを試みる予定である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

まずシミュレーションによって適当な薬動態モデルの特性を把握、それを使ったシミュレーションデータ生成、モデル推定法のチェックなどを行う。その為に当研究所で開発した非線形タンクモデル、非線形力学系のシミュレーション手法、推定手法を応用する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

矢船 明史

北里研究所バイオイアトリックセンター