平成212009)年度 共同利用登録実施報告書

 

課題番号

21−共研−17

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

5

研究課題名

テーパ部を有する回転容器内の流体形状

フリガナ

代表者氏名

アライ アキヒロ

新井 晶大

ローマ字

Arai Akihiro

所属機関

秋田大学

所属部局

工学資源学部機械工学科

職  名

学部4年次

 

 

研究目的と成果の概要

研究所内の電子計算機(Fortran)をネットワーク経由で利用することが登録の目的である.
本研究で用いる計算プログラムでは,気相と液相が共存する気液二相流れを取り扱っており,気液界面が計算の進行につれて変化する移動境界値問題となっている.プログラム中ではこの界面での位置決定や境界条件の設定等で複雑な条件分岐を行っており,並列化やベクトル化機構を備えた高速な計算機で計算を行う必要がある.
 研究所内の電子計算機を用いた結果,色々なパラメータで解析を行うことができた.特に速度に関する無次元数であるレイノルズ数と作動流体の表面張力の強さを表す無次元数であるウェーバー数を変えることによって得られたデータが多く取れたことが良かった.そのおかげで回転容器内の流体形状や作動流体の飛散について調べることができた.またテーパ角度や液面長さが作動流体の漏洩に影響することが分かった.